講談社文庫
BT’63〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 400p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062754132
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報



池井戸 潤[イケイド ジュン]
著・文・その他

内容説明

父が遺した謎の鍵を手にすると、大間木琢磨の視界に広がるのは、四十年前の風景だった。若き日の父・史郎が体験した運送会社での新事業開発、秘められた恋…。だが、凶暴な深い闇が史郎に迫っていた。心を病み妻に去られた琢磨は自らの再生をかけ、現代に残る父の足跡を調べる―。父と息子の感動長編。

著者等紹介

池井戸潤[イケイドジュン]
1963年、岐阜県生まれ。慶應義塾大学文学部・法学部法律学科卒。1988年、三菱銀行(当時)に入行。1995年、同行を退職。コンサルタント業のほか、ビジネス書の執筆を手がける。1998年、『果つる底なき』(講談社文庫)で第44回江戸川乱歩賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

264
SF?ファンタジー?いずれにしても、私の苦手なジャンル。でも、池井戸さんの作品、ということで読んでみた・・・ふむふむこれはミステリー?もちろん一気に下巻へ♬2016/03/14

アサガオ

242
BT63(上)( ̄□ ̄;)!!「琢磨◇精神分裂症◇妻と仕事を失う」...「父が遺した謎の鍵・遺品の制服◇40年前の風景」...「現代から過去◇タイムスリップ」...「自分の知らない父の過去」...「若き父の姿◇運送会社◇再建◇新事業開発◇愛した人◇秘密」...「父・史郎を襲う闇◇父の足跡を辿る琢磨◇謎!」............2016/10/09

遥かなる想い

216
直木賞作家池井戸潤の父と子を描く物語。40年前父にいったい何があったのか新規事業宅配にかける父の人生を、心を病んだ息子を追っていく様はミステリのようで面白い。そう言えば池井戸潤を初めて読んだのは『果つる底なき』という江戸川乱歩賞受賞作であり、企業小説にミステリ手法を取り入れている本作品は読者を離さないのだろう。2011/10/09

mariya926

155
最近の池井戸潤さんの作品はほとんど読んでいますが、初期の頃はこんなに作風が違うのかと驚くほどの違いです。精神的な問題をきたして退職&離婚した息子が夢の中で父親の人生を垣間見る内容です。しかも息子の言葉が父親に伝わったり…。それで宅配を思いつき会社の再生の為に新規事業を立ち上げる父親。会社が倒産したり他の人と結婚しているので最終的にはどうなるか分かりつつ読んでいますが、それでも気になります。しかも殺人事件や会社の様々な問題も起こります。池井戸潤さんの小説には銀行屋は出てこなければいけないんですね(笑)2020/03/02

再び読書

155
のっけからミステリーっぽい雰囲気で、池井戸作品っぽく無いエピローグから物語が始まる。親父の鍵から親父の体験を息子がしていく。なかなかどう繋がるのか、何故こんな事が起こり得るのか?と疑問符だらけで、相馬運送での親父さんの不安、努力が進行していく。まだまだどう展開するのか?予想もつかない。不穏な雰囲気が漂う上巻、下巻に期待します。2016/07/30

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