内容説明
夏期講習を抜け出した14歳の真名子は、広い庭のある古びた家が気になって、入り込んでしまう。そこでは青年がひとり静かな時間を過ごしていた。彼と話していくうちに、真名子の悩みが少しずつ明らかになる。友情、家族、進路、誰もが共感する、思春期の苦悩を瑞々して筆致で描いた講談社児童文学新人賞受賞作。
著者等紹介
梨屋アリエ[ナシヤアリエ]
1971年、栃木県生まれ。東京都在住。『でりばりぃAge』で第39回講談社児童文学新人賞受賞。『ピアニッシシモ』で第33回日本児童文芸家協会新人賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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