内容説明
菊花結び、鶴結び、宝珠結びに五行結び―。あらゆる結びから超人的捕縛術までを操る漢部紋重郎は、江戸の花街で仕事をする結師である、金持の座興で花魁を縛る依頼を受けた紋重郎は、特注の組紐を手に場に臨む。意外な事の成りゆきと、あらゆるものを結び、解く神業が連続する痛快書下ろし長編時代小説。
著者等紹介
石月正広[イシズキマサヒロ]
1950年東京都生まれ。歌手、画家、馬券師などを経て’95年、『写楽・二百年の振り子』で作家デビュー。独自の歴史観に基づき、エンターテインメントに徹した時代小説が注目を集めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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AKI
9
積本崩し。主人公が自分で言う程の大物に感じられなかったのと、タイトルが合ってないような感じが…ひよちゃんの夢見の部分はまぁまぁ良かったかな。主人公の活躍よりも、江戸時代の札差業に興味がわきました。2019/06/10
Darbytime
1
主人公がおじさんやお姉さんたちを結び解き縛る話。心の糸というのは比喩だと思ってたけど、特殊能力かよ。2013/06/27
いえのぶ
1
石月さんの著書は初めて。ちょっと不思議な世界。主人公は結師(ゆわえし)という職業。いくつかの問題を最後にまとめきったのはすごいが、ちょっと無理がある。その無理やり感も面白み。2012/02/11
からおの
0
かぶいた主人公の、人情物。2016/08/01