講談社文庫<br> クリスマス・ボックス

講談社文庫
クリスマス・ボックス

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  • サイズ 文庫判/ページ数 165p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062752558
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

ひょんなことから、老婦人の住む豪奢な館に移り住むことになった「わたし」は、ある日、屋根裏部屋で美しい小箱を見つける。その箱に隠されていた秘密とは?「人生でいちばん大切なものは何?」永遠の問いへの答が告げられる、まさにその時…。雪が降り積む天使像に、世界が涙した感動のベストセラー。

著者等紹介

エヴァンズ,リチャード・P.[エヴァンズ,リチャードP.][Evans,Richard Paul]
ソルトレーク・シティに妻ケリーと5人の子供たちと在住。まだ広告代理店に勤めていた当時、『クリスマス・ボックス』を2人の娘たちのために書いた。これを読んだ友人たちにすすめられて自費出版したところ、たちまち全米ベストセラーに。現在は執筆に専念する一方、福祉活動にも力を注いでいる

笹野洋子[ササノヨウコ]
翻訳家。長崎県生まれ。お茶の水女子大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆのん

63
舞台はユタ州ソルトレーク・シティ。ヴィクトリア朝風の古い館に一人で暮らす老婦人メアリーと共に住む事になった語り手の『わたし』と妻子。屋根裏で見つけたクリスマス・ボックスには秘密があった。クリスマスの真の意味を知った時、天使像の意味を知った時は涙が溢れた。作者は1992年に2人の娘の為に20部だけコピーしたものが今や大ベストセラーに。クリスマスの贈り物にとっても素敵な本。3902019/12/21

ばう

44
★★★★ 読友さんのレビューを読んで興味を持った本ですが漸く読むことが出来ました。本を閉じた後、温かく優しい気持ちになると同時に、とても切ない思いが胸いっぱいに広がる、そんなお話でした。老婦人が一人暮らしをしている古い館に家族で移り住むことになった主人公は、その館の屋根裏部屋で美しい箱を見つけます。その箱に纏わる老婦人の悲しい思い出に胸が塞がれる思い。あとがきにこの話が身にしみるのは子育てを終えた人とあるけれど本当にそう。あの頃、毎日本当に大変だったけれど振り返ってみれば愛おしい、大切な日々でした。2019/10/28

ぶんこ

39
幼い我が子の可愛い盛りを、仕事仕事で過ぎ去ったとしたら、後で悔やむでしょうね。悔やんでも取り戻せない大事な瞬間を考えさせられるお話でした。2017/07/29

きらら@SR道東民

14
【クリスマスにちなんで】とてもシンプルなお話。でも大事な何かを思い出させてくれました。幼い我が子と過ごす日々はあっという間に過ぎてしまう。寝る前にベッドで共に絵本を読むのはかけがえのない時間でした。クリスマスイブには、訪れたサンタさんにあげるため、カボチャのクッキーを子供と一緒に作ったものです。(その夜出窓にそっと置いておきます)このお話は、「今いちばん大切なこと」を教えてくれました。2014/12/01

ブルーハート

6
孤独な老婦人の館に移り住むことになった私と妻と4歳の娘。4人のシンプルだけと心を温まる日常。屋根裏部屋にあった箱が「今、いちばん大切なこと」は何かを思い出させる。訳者あとがきに、この話が本当に身にしみるのは、子育てが終わった年齢の人かもしれないと。確かにそう思う。2018/09/22

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