内容説明
生涯六十余度の真剣勝負に勝ち続けた宮本武蔵が、“二天一流”の奥儀を後世に残すために記した「五輪書」。兵法の世界のみにあらず、人生全般にわたる処世訓と読める、普遍の広がりをみせる練りぬいた名著述である。この、宮本武蔵の心と技を、剣道三段の津本陽がわかりやすくときあかす極めつきの現代語訳。
目次
武蔵と『五輪書』
五輪書 序
地の巻
水の巻
火の巻
風の巻
空の巻
五輪書 原文
付録 兵法三十五箇条
著者等紹介
津本陽[ツモトヨウ]
1929年、和歌山県生まれ。東北大学法学部卒業。1978年、『深重の海』で直木賞、1995年に『夢のまた夢』で吉川英治文学賞を受賞。2003年、旭日小綬章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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