講談社文庫
化粧〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 682p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062750349
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

京都・祇園に生まれた美貌の三姉妹 それぞれの生きる姿

京都・祇園の料亭「蔦乃家」の美しき三姉妹――頼子は舞妓から銀座のクラブのママになった。一緒に舞妓に出ていた双子の鈴子が、犯された客の熊倉の子を身籠り自殺した過去がある。里子は結婚し老舗の若女将だが、東京の大企業専務に惹かれる。槇子は東京で奔放な大学生活を送る。華麗なる渡辺文学の真髄。

渡辺 淳一[ワタナベ ジュンイチ]
著・文・その他

内容説明

京都・祇園の料亭「蔦乃屋」の美しき三姉妹―頼子は舞妓から銀座のクラブのママになった。一緒に舞妓に出ていた双子の鈴子が、犯された客の熊倉の子を身篭り自殺した過去がある。里子は結婚し老舗の若女将だが、東京の大企業専務に惹かれる。槇子は東京で奔放な大学生活を送る。華麗なる渡辺文学の真髄。

著者等紹介

渡辺淳一[ワタナベジュンイチ]
1933年北海道生まれ。札幌医大卒。整形外科医ののち、『光と影』で直木賞を受賞。1980年『遠き落日』『長崎ロシア遊女館』で吉川英治文学賞受賞。2003年、菊池寛賞受賞
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感想・レビュー

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Nobu A

15
渡辺淳一著書7冊目。82年刊行。読み始めて真っ先に頭に浮かんだのは谷崎潤一郎著「細雪(1943年)」。半年程前に読了。本作家は間違いなく意識していたはず。同じ四姉妹の物語。大阪の上流階級に対して本書は京都の元舞妓達が主人公。どちらも「美」や「形式」に対する女性達の気品が随所で浮かび上がる。舞台を現代に移し、競争や孤独の中で化粧で己を整え、宛ら立ち向かうといった構図。谷崎の雅馴な筆致に対し、渡辺の端正な措辞に甲乙付け難し。感情移入に関しては現代版の方が遥かに有利。頁を繰る手が止まらなかった。下巻へと続く。2025/11/04

カーミン

6
京都を舞台に美しい3人姉妹が織りなす物語。京都の風景や着物に関する描写が美しい。渡辺淳一氏の作品は、女性が妊娠するストーリーが多いけれど、これって作者の願望かな?2014/11/19

yomineko💖avec ヴィタリにゃん💗

5
ダブル不倫の物語。里子と椎名。初めは里子がめっちゃ嫌だった。菊雄という夫がいるのに椎名も病気の妻がいるのに。。。でも最後は許せた。2017/11/04

prism

2
祇園に生まれた美貌の三姉妹。頼子は舞妓から銀座のクラブ。双子の鈴子が犯された客の熊倉の子を身籠り自殺した過去。里子は結婚し老舗の若女将下の槇子は東京で奔放な大学生活を送る。 〜お父様のお名前、あなたとは違うのどっしゃろ〜熊倉と言うんです。自殺させた。姉・鈴子と自分も犯した。‥‥お母さん真幸ちゃんのカランカランやら、ミルクも買うて来はったわ。真幸ちゃん来た時飲ませるいうて、もう自分が産んだようなつもりでいてはるわ。妹の里子の子(不倫相手の椎名)すべての願いを八分目あたりで抑えて生きるのが女の生き方だと。 2024/03/11

おだんごスプリング

2
このかた失楽園書かれた方なのか!!全くしらずに読んでいた。なんというかとても品の良い粘り気がある。谷崎潤一郎ほど気持ち悪くない(谷崎潤一郎作品は大好きです)けど、男女の間のぬめりけのある湿った感情が文章からひしひしと伝わってくる。これいまの時代に書ける人いないんじゃないかしら。2023/08/13

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