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講談社文庫
商社審査部25時―知られざる戦士たち

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  • サイズ 文庫判/ページ数 432p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062750271
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

緊急情報が畿内商事の審査部第三課長、千草のもとに入った。呉の造船会社が危ない―。同時に、福岡の取引先企業の社長が急逝し、事態は風雲急を告げる。千草の眠れない日々がはじまった。日の当たらない部署にいるサラリーマンたちの熱き闘いをリアルに描いた、商社マン時代に執筆した渾身のデビュー作。

著者等紹介

高任和夫[タカトウカズオ]
1946年、宮城県生まれ。東北大学法学部卒業。三井物産入社。’83年に本書『商社審査部25時』を発表。以降、作家とサラリーマンの二足のわらじを履き続ける。’96年、50歳を機にして、国内審査管理室長を最後に三井物産を依願退職、作家活動に専念する
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まつうら

36
商社審査部ってどんな仕事をしているのか? そんなことを思いながらページを開くと、審査課長の千草がやっていることは事業再生だった。ターンアラウンドマネージャーとはちょっと違うが、行き詰った会社の再生スキームを考えて、関係者の同意を取り付けたうえで実行に移す。そんな千草が那珂工業の案件で考えたのは、大胆な債務圧縮を実現するための営業譲渡。いまなら民事再生法を申請するところだが、当時はまだアメリカにもチャプターイレブンがなかった時代。これぞプロの仕事だ! 鷲津会長、サムライキャピタルでスカウトしませんか?2022/09/11

紫陽花

35
高任さんの経済小説。文字通り、商社の審査部門の話です。作者自身の体験を織り交ぜて描いたようでリアルな内容となっています。この世界もハードですね。失敗すれば会社が傾くかもしれません。商社の仕事…、商社に限らないかもしれませんが、人との繋がり、情報が大切ですね。2020/09/19

Syo

28
お見事2022/02/25

Walhalla

21
総合商社にはいろんなお仕事があると思いますが、今回の作品は、債権の焦げ付きの回避に奮闘するお話しでした。企業の法務あるいは財務に精通した方だと、より楽しめる内容なのだと思いました。 著者である高任和夫さんは、大手商社の審査部長を務めておられたそうで、作品を通じていろいろ勉強させて頂きました。2016/10/17

いいちゃん07

4
大阪、博多、広島を舞台に総合商社の審査部の話。 経済、法務、財務、会社法。 正直、こんな切れ者の上司はキツそう。 審査部と言いながらも会場の再生に関するお話。 半沢さわよりライトですが面白い!2015/03/28

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