講談社文庫<br> ぼくらのサイテーの夏

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講談社文庫
ぼくらのサイテーの夏

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  • サイズ 文庫判/ページ数 176p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062750158
  • NDC分類 913.8
  • Cコード C0193

出版社内容情報

いま注目の著者 珠玉のデビュー作
第30回日本児童文学者協会新人賞 第26回児童文芸新人賞 ダブル受賞作

小学6年生の少年たちの、ひと夏の物語
みずみずしく甘酸っぱく、そして誰もが思い出す あの頃の苦々しさ

1学期の終業式の日、ぼくは謎の同級生、栗田に「階段落ち」の勝負で負けた。ケガをしたうえ、夏休みのプール掃除の罰まで下された。よりによって、あの栗田とふたりきりで……。サイテーの夏がはじまった。友情、家族、社会などを少年の目線で描いた、児童文学界注目の著者、珠玉のデビュー作を文庫化。



笹生 陽子[サソウ ヨウコ]
著・文・その他

内容説明

一学期の終業式の日、ぼくは謎の同級生、栗田に「階段落ち」の勝負で負けた。ケガをしたうえ、夏休みのプール掃除の罰まで下された。よりによって、あの栗田とふたりきりで…。サイテーの夏がはじまった。友情、家族、社会などを少年の目線で描いた、児童文学界注目の著者、珠玉のデビュー作を文庫化。第30回日本児童文学者協会新人賞第26回児童文芸新人賞ダブル受賞作。

著者等紹介

笹生陽子[サソウヨウコ]
東京都生まれ。慶応義塾大学文学部人間関係学科卒業。1995年「ジャンボジェットの飛ぶ街で」が講談社児童文学新人賞佳作となる。1996年に『ぼくらのサイテーの夏』(講談社)でデビュー。同作品で第30回日本児童文学者協会新人賞、第26回児童文芸新人賞を受賞。2003年『楽園のつくりかた』(講談社)で第50回産経児童出版文化賞を受賞した
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

83
学校の階段を何段飛びおりられるか、って遊びは男子なら一度はやっている。ケガしたらどうする? なんて、思ったことなかったなぁ、そういえば。6年生の夏とくれば、楽しいこともあっていいのだが、罰として毎日プール掃除とはつらい。それも片腕ギブスなんだよ。ちょっと厳しずぎるのでは。で、過ぎていく日々のうちに、あんなやつと思っていたのが、お互いの家庭を知ることで、少しずつ変わっていく。「ぼく」桃井(名前が書いていない? よね)も、中学生のあにき、よくありがちな父母との、どこの家庭にもありそうな夏が続き、そして……2021/12/09

みっぴー

66
夏が終わる前に!と思い、タイトルに『夏』がつくものを(^^;)家族を題材にした話で、不登校やちょっと問題のある家庭を扱った、なかなか重い話でした。小学校六年生の桃井が、危ないゲームをした罰として、夏休みの間にプール掃除をすることに。なぜか一緒に掃除することになった栗田との交流を通して、家族と向き合う話でした。小学生の頃を振り返れば、クラスの子供の数だけ家庭があって、きっとそれぞれの問題や悩みがあったんだなぁと、しみじみ。自分の家族を守り育てるのは、親として当たり前なんかじゃなく、偉業だと思いました。2017/09/18

七色一味

54
読破。本の薄さを感じさせない充実した作品だったかと。タイトルと装丁に惹かれたけど、当たりの本でした。なんとなくイケ好かない──そんなつまらない理由からライバル視してしまう幼なさや、ほんの些細な──夜、公園で偶然に出会う、そんな些細なできごとからいつの間にか友情が芽生え育まれる──そんな不可思議で当たり前な少年達の感情を、家族の問題を背景に据えてサラリと、瑞々しくまとめた良作です。2013/06/01

ももたろう

46
主人公のお兄ちゃん、これって教育ジャーナリストの青木悦さんの「幻の子ども像」だ。子どもってほんとにいろいろ分ってるし考えてるしよく見てる。最初はくだらないことに命かけちゃってる暑苦しい「ザ・小学生男子」だと思ってた主人公だけど、優しくて逞しくてすごい健気だ~!親もまわりの大人も誰も気づかなかったけど見えない所でちゃんとそういう力が育ってたんだよね。子どもを植物に例えた話しが出てたけど、根っこをちゃーんと深く大きくじっくり育てることが大事なんだ。無関心でも栄養過多で早く花を咲かせようとしてもダメなんだよね~2016/11/18

雪丸 風人

24
危険な遊びの罰として、プール掃除4週間の刑になった少年が主人公。踏んだり蹴ったりだった夏のあいだに、彼は思わぬサイコーの体験をするのでした。ワケアリ家庭の少年たちの再生の物語。母親の言葉かけがひどすぎてあんぐりですね。兄がおかしくなり家庭が壊れていく中で、主人公が頑張って支えようとするところは良かった。込み入った問題が一気呵成に解決へと向かう展開は微笑ましい感じです。この本でいいなと思ったのはこんな叫び。「生きていることが楽しくないのは他人のせいじゃない。お前のせいだ!」(対象年齢は11歳以上かな?)2020/12/13

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