内容説明
葵祭りに賑わう京都で女子大生が殴殺された。握り締めた手には「ジュウニヒトエの男」という謎の文言が(表題作)。二重に密閉された部屋で女性が殺された。用心のため改装を施した内部で何があったのか(「女富豪密室殺人」)。密室に鉄壁のアリバイ、難問の数々にキャサリンと恋人・浜口一郎のコンビが挑む。
著者等紹介
山村美紗[ヤマムラミサ]
1934年生まれ。京都府立大学文学部卒。テレビドラマ「特別機動捜査隊」の脚本を担当したのち、1974年『マラッカの海に消えた』で本格的に作家デビュー。トリックの女王と賞賛され、京都を舞台にした華やかなミステリーで若い女性の絶賛を得る。1996年9月逝去
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