内容説明
取り立てて不満があるわけではないのに、なんだかシンドイなぁ…。女性たちがこう思うのは、本人が悪いのではなく、暮らしそのものに仕掛けられたワナのせいだった。そのからくりを鋭く見抜き、軽やかに論破する痛快エッセイ。本書は、女性の意識の変化に気づかない能天気な男性たちへの「挑戦状」である。
目次
笑われる女
三段ボックスと恋
白い靴の嘆き
呪われたファミコンゲーム
ラガーマンの教え
団らんの向こうに
嫁するプロ・素人・素人以下
家父長制のシンデレラ
哀愁のモグラ叩き
バッファローの夕べ
マジックモーニングの苦悩
親孝行とマザコン
私がプロレスする時
シンガポールで家事してみれば
毒とヤギ
笑顔の行方
成功しなけりゃ失敗か?
私が封印したもの
愛とポッキーの関係
二十一世紀の人形の家
著者等紹介
遙洋子[ハルカヨウコ]
タレント・作家。大阪生まれ。関西を中心にテレビ、ラジオ、舞台で活躍しながら、同時に執筆活動も行う。朝日新聞「オフィスの風」のエッセイが好評を博す。2000年に上梓した『東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ』(筑摩書房)がベストセラーに
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しき
1
友人と「結婚しない幸せ」について、論じたことがきっかけになって、遙洋子論が知りたくて、読んだ。想像していた内容とは違ったけれど、フェミニズムを学んで知ったころの、まだまだ鼻息の荒い彼女の姿が伺えたように思う。彼女の独自論も、うざったく思える部分も少なく面白く読めた。だけど、誤字はどうにかならなかったのか?校正者はなにしてたの?2012/05/30
ドリアン・グレイ
0
自分は男なので自覚なくこの本の中のようなことを言って人を傷つけてきたのだろうと感じる.2017/11/15
まー
0
★☆☆☆☆ 【概要】 女性蔑視を受け続けた女性のエッセイ。 【感想】 めちゃくちゃつまらなくて非常に不快。 著者は子どもの頃から男兄弟に囲われて、男尊女卑の世界で生きてきたよう。 女は家事をするのが当たり前、働かないで結婚するのが幸せ、家族の尽くすために存在する、など。 昔はそういう時代だったんだろうけど、それを掘り起こしてどうしたいのか。 どうでもいい愚痴を永遠聞いている気分でした。 あとがきでは当時何でこんな熱かったんだろうと当時を振り返ってはいるけど。 2017/05/27
佐倉はな子
0
図書館本。2015/01/16
はな
0
箇所箇所で共感しながら読み進めた。モヤモヤが少しずつ解消されて、良い感じ♪2014/10/07