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講談社文庫
死刑判決〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 382p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062748667
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

死刑執行まで1ヵ月、弁護人アーサーの前に現れた真犯人と名乗る男。レストランで3人が惨殺され、冷凍庫詰めにされた10年前の事件は振り出しに戻った。麻薬にはまり収賄罪で逮捕された美貌の元判事、野心家の辣腕女検察官、一匹狼の刑事。時を経て、再び交錯する人生。巨匠トゥローが満を持して贈る傑作。

著者等紹介

トゥロー,スコット[トゥロー,スコット][Turow,Scott]
1949年、シカゴ生まれ。スタンフォード大学大学院で創作を学び、同校の講師を務めた後に法律の分野を志す。ハーヴァード・ロー・スクールを卒業、シカゴ地区の連邦検察局に検事補として在職中の’87年『推定無罪』を発表、世界的なベストセラーとなる。同書はCWAシルヴァー・ダガー賞を受賞。現在も、シカゴで法律事務所のパートナー弁護士を務めながら、執筆を行う。重厚で魅力的な人物造型、読み応えあるストーリー展開は、他のリーガル・サスペンス作品の追随を許さない

佐藤耕士[サトウコウジ]
1958年生まれ。上智大学文学部英文科卒業
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Kircheis

272
★★★★☆ 3人の強盗殺人で死刑判決を受けた死刑囚の冤罪を晴らそうとする弁護士、その事件で死刑判決を下した美人の元判事、その事件を起訴した検事と捜査に当たった警察官らが織りなす法廷劇。 登場人物たちの背景を詳細に描くことで、単なるエンタメ小説にとどまらない深みをもたらす作風は相変わらず。 余命3ヶ月となり、自らが真犯人だと名乗り出たアーノの証言は信用できるのか?ラリーの人権軽視の尋問シーンがあったため、どうしても冤罪を疑ってしまう(というか明らかな違法捜査だが)が果たして下巻ではどうなるのか…2022/09/11

James Hayashi

20
「推定無罪」を読みたかったが図書館にないのでこちらを。冤罪関係のネタの法廷ミステリー。下巻へ。2017/01/28

hideo

15
久し振りのスコット・トゥロー。随分前の作品。皆さんの感想が、あまりよろしくないように思いますが、それなりに楽しめ、期待は下巻へ。2015/08/28

智哉

7
長い長い前説を経て、ようやく裁判が始まった。アーノの証言は一点の迷いもなく、駆け引きにも動じず、完全に傍聴者を引き込んだ。勝負ありと思わせる大きなインパクトも、客観的な事実に乏しく、疑問もいくつか残る。検察側はどう失地を回復するのか。2022/05/14

Tetchy

7
冤罪裁判をテーマに扱った重厚な作品。原題は“Reversible Errors”。これは法律用語で「破棄事由となる誤り」という意味で控訴審で一審判決を大いに覆すような重大な誤りを指す。この題名が非常に素晴らしい(翻って邦題の何というショボさ。いくらなんでもこれはひど過ぎ!凡百のリーガル・サスペンス作品と何ら変わらんではないか!!)。文庫の帯にもあったがこれが単純に法律用語の意味を指すのではなく、アーサー、ジリアン、ミュリエル、ラリーら主人公四人の現在における過去の、元に戻すことが出来る過ちを指している。2009/08/29

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