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講談社文庫
脚美人

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  • サイズ 文庫判/ページ数 251p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062747974
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

脚を、整形しよう。競馬で儲けた47万3千円の使い道を考えていた菜江は決意した。どうせ使ってしまおうと思っていたお金だ。今、最も欲しいものを手に入れてやる!美しい脚を目指した菜江の戦いがはじまった―。様々なステージでの女性の生き方を鮮やかに描く佳作4本を集めた、著者初めての短編集。

著者等紹介

宇佐美游[ウサミユウ]
1962年、青森県生まれ。モデル、銀座ホステス、商社OL、アメリカでのネイル・アーティストなどを経て、フリーランスライターになる。2000年『調子のいい女』で第6回小説新潮長篇新人賞を受賞してデビュー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アコ

4
4篇収録の短篇集。ヘヴィーななかにもどことなくコミカルさが感じられる表題作『脚美人』と『坂町占いサロン』と打って変わって後半に収められている『十歳の戦慄』『赤いスコール』にはなんともゾクッとするものを感じた。全体を通しての共通の裏テーマは「抑圧」である、とあとがきで著者が書いているけれど納得。加えて「虚栄心」という単語も浮かんできた。「女独自の虚栄心」と言うべきか。読みやすい文章なのでまた読んでみたい作家さん。2012/11/26

つるりん

1
「十歳の戦慄」「赤いスコール」がぞくっとくる怖さ。「脚美人」「坂町占いサロン」は軽く読めるけど、決して明るい話じゃない。部分部分、気持ちいい話もあるのに、どれもこれもハッピーじゃないのがすごい。再読はないと思うけど。2014/07/29

みっくん

0
脚がきれいな人の話かと思ってしまった。    読みやすい文章でさらさらと読めますが、よく考えると出てくるキャラが皆、嫌いというか理解不能なタイプばかりでした。こーゆーのも珍しい。    共通テーマは「抑圧」だそうですが、なんで、そんなに耐えるのか同じ女だけれど分からないです。もっとも耐えるタイプの人間には、なぜ耐えられないのかが分かってもらえないでしょう。違う人種としか言えないね。2013/12/28

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