出版社内容情報
バイタリティ溢れる華やかな暗黒時代の全て秦漢帝国と隋唐帝国の狭間に位置する四百年の乱世。しかし乱世こそ多様な異民族・多彩な人間たちの欲望が縦横に奔出する時代。輝やかしい乱世の激動を描きつくす
川本 芳昭[カワモト ヨシアキ]
著・文・その他
内容説明
乱世の三国時代を治めた晋の再統一(西暦二八〇年)の後、中国は再び大分裂。五八九年の隋の天下統一まで、華北(北朝)では、五胡十六国時代を挟み、一時は北魏が統一するが、東魏、西魏、北斉、北周と興亡を繰り返す。江南(南朝)でも、宋、斉、梁、陳と次々に王朝が交替。乱世の一方、陶淵明、顧〓(がい)之の活躍した六朝文化が華開く。
目次
第1章 魏晋南北朝時代の幕開け
第2章 胡漢の抗争
第3章 胡漢の壁を越えて
第4章 江南貴族制社会
第5章 南朝後期の政治と社会
第6章 江南の開発と民族間抗争
第7章 北魏孝文帝の改革
第8章 北朝後期の政治と社会
第9章 古代東アジアと日本の形成
第10章 中華世界の拡大と「新」世界秩序
著者等紹介
川本芳昭[カワモトヨシアキ]
1950年生まれ。九州大学文学部卒業。九州大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。九州大学大学院人文科学研究院教授。専攻、東アジア古代・中世の民族問題、国際交流、政治史。漢唐の間の時代を研究の主要なフィールドとしながら、世界最大の民族となる漢民族がどのようにして形成されていったのか、中華文明の本質とは何か、中華文明と対峙しつつ、日本を含めた周辺の諸民族がどのようにして自らの国家やアイデンテイティを確立していったのかといった問題の解明を目指している
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