内容説明
夏の盛り、軽井沢の別荘地で十二歳の少年が消えた。東京の有名画廊の息子・雄介。わが子の不慮の死から妻と別れた過去をもつ刑事・辰巳は、事件を追いながら、雄介の母・康子に惹かれていく。一族内の確執、老舗画廊をめぐり錯綜する人間関係。剥がされていく人々の秘密に事件は…。傑作恋愛サスペンス。
著者等紹介
藤田宜永[フジタヨシナガ]
1950年福井県生まれ。早稲田大学文学部中退後、渡仏。エール・フランスに勤務。1980年帰国後、執筆活動に入る。1986年『野望のラビリンス』で作家デビュー。1995年『鋼鉄の騎士』で日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞特別賞受賞。1996年『巴里からの遺言』で日本冒険小説協会大賞(短編部門)受賞。1999年『求愛』で島清恋愛文学賞受賞。2001年『愛の領分』で直木賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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roomy
6
ライブラリー本。初藤田作品。時間はつぶせたが再読はないな。汗 ミステリーの入った恋愛小説!?2012/09/30
タケ
1
ミステリーとしては薄い味付けだが、変に凝りすぎた作品よりは気持ちよく読めるかな。ただなぁ、男と女をどうしてもくっ付けたがるのがなぁ…ギリギリのどころで我慢して踏ん張って、数年後に墓参りでバッタリってラストになんでできないかなぁ。全てを失い真っ暗な未来しか見えない中で激情に身を委ねるとか、美でもなんでもないんですよ。2016/07/09
多喜夢
1
十数年ぶりの藤田宜永。骨太から甘々の作家となっていたとは聞いていたが、やはりその通りでした。ミステリーの部分はあまり緊迫度がなく、ラブストーリーとしては、中途半端でした。2014/02/18
福猫
1
事件を追うストーリーそのものは、2時間ドラマを見ているかのようにすっきりしていてかなり面白い。ただ、過去に息子を無くした刑事と、息子を誘拐された母親康子の恋愛エピソードについては、賛否両論あるようだし、私も無くて良かったと思うな。“同じ傷を持つもの同士…”という、人間味の表現なのかも知れないが…。まぁ、細かな設定や、人間関係の複雑さは面白い。2005/11/10
sumjin
0
西軽井沢で起きた少年失踪事件。家出か誘拐か?公開捜査を開始したとたん身代金要求の電話。少年の安否確認や動機の解明も出来ないまま身代金の受け渡し場所へ。捜査の進展の中、担当刑事は少年の母親に対し恋慕の情を抱く。刑事としての立場と素直な感情の交錯の中、事件解決とともに二人はどんな区切りをつけるのか?これは、刑事小説であり恋愛小説でもある。2012/12/27
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