内容説明
破滅覚悟で不倫に走ってしまう自動車会社のディーラー。コリアンクラブにはまり、借金を重ねる営業マン。針で自分の体を傷つける有名大卒のフリーター…。依存症から抜け出せない男たちの陰には、心に問題を抱えた女性が存在していた!現代人の病んだ人間関係に迫る異色ルポ。
目次
1章 もたれ合う人々(資格に逃げる男;父と息子の共依存;自傷に走る男)
2章 危ない男と女(不倫がやめられない;妻より外国人ホステス;セックスに溺れる男)
3章 「男らしさ」の錯覚(借金してでもギャンブル;妻を殴る男)
終章 人はなぜ依存症におちいるのか
著者等紹介
衿野未矢[エリノミヤ]
1963年、静岡県生まれ。立命館大学卒業。少女漫画とレディースコミックの編集を経て、ライターに転身。漫画原作者としても活躍中
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
バーベナ
1
治療を必要とするまでもない日常のゆがみ。当人だけでなくその周りにも取材対象を広げたことで、ひとつの事実が万華鏡のように色づけされてる。そのためか「依存症の女たち」と比べると読後が軽やか。これだけ取材対象とつきあいながらも、同じ穴にすっぽりと取り込まれない著者に興味がわく。2010/05/06
もりもり@札幌
0
4/5点(満足)2016/01/19
Akihiko Kimura
0
ごく普通、あるいは人からうらやましがられるような生活をしているのに、その中に一歩はいると…。仏教の業(ごう)とかを思い浮かべてしまう。2015/08/15
すうさん
0
う~ん。シリーズを2冊読んでみたが、自分にはあまり響かなかった。黒川伊保子さんの男脳、女脳の方が面白かった。この本は「依存症」の話で、自分以外の人(男性でも女性でもいいのだが)に寄りかかっていてどこか無責任な感じがするので、私自身がイラついたり不快な気分になってしまいました。脳の問題ならば、それは生来の生物的なものだと感じれる。それに比べ、依存症ということは、生きている中で習得してきた考え方や生き方の違いが出るのでしょうか。どうしても納得できなかったですね。2014/12/22
アポロ
0
★★★2013/05/06




