内容説明
オハイオ州モートンのショッピング・モールで、深夜、身じろぎもせずベンチに座っている少女が発見された。少女はまったく喋らず、全身血塗れ、しかも服の下は魚の鱗の刺青で覆われていた。そして彼女には追っ手の黒い影が!過去の暗い記憶に怯える少女は?人間の尊厳を問う驚愕のミステリ・アクション。
著者等紹介
スティーヴンズ,ブルック[スティーヴンズ,ブルック][Stevens,Brooke]
1957年米国ニューヨーク州ニューヨーク市生まれ。サーカス団での虎使い、列車の機関手、エビ捕り船の乗務員、タクシー運転手など数々の職業を経た後、ジョンズ・ホプキンス大学に学ぶ。『The Circus of the Earth and the Air』でデビュー。現在は妻、息子、娘とともにコネチカット州に住み、サラ・ローレンス大学にて教鞭を執っている
細美遙子[ホソミヨウコ]
高知大学人文学部卒
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
一柳すず子
1
カルト、サーカス、アメリカの田舎町。ちょっとランズデール的。やたらと刺青しちゃう牧師は歪んでいるけど、ルーシーの善良さとエマの聡明さ、二人を助ける人たちのおかげでインパクトが強い割には読みやすかった。カールとライラは残念。2016/02/05
ラス太
1
読みながらすごく心が痛んだ。主人公は純真な、か弱い女性と女の子で、彼女ら2人は人々の悪意に思いっきり晒されながらも、その純真さを失わないで生きている。しかし、そんな彼女らにさらに過酷な仕打ちが・・・。辛すぎる展開なのだけど、どうにか救われて欲しいという願いでページを繰る手が止まらない。とても人に薦めたい本ではないけれど、色んな人に読んで欲しい。そんな本。80点。2012/06/20
甘利かよ
1
作者が元々サーカス出身って言うのが気になる。サーカスってなんか不気味でたのしいってよりも悲しいイメージ。内容はエグかったけど、スピード感があってあっという間。実際にあったら怖い話。2012/02/14
丰
0
20040115
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