講談社文庫
白の処刑

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 467p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062739269
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

秋川渓谷での連続強姦殺人の容疑者となった石破は、強要された一度だけの自白で、必死の抗弁も空しく死刑が確定してしまった。塀の外で無実を信じてくれるのは、想いを寄せる血の繋がらない妹だけ。二人は脱獄を企てるが自由もつかの間、ついに処刑の朝を迎えて…。絶望からの脱出を描く傑作サスペンス。

著者等紹介

太田蘭三[オオタランゾウ]
1929年、三重県生まれ。中央大学法学部卒業後、同人誌「新表現」を経て、1956年、時代小説でデビュー。長年続けてきた登山と釣りの経験を生かして、山岳推理の第一人者となる。アウトドア作家で名探偵の“釣部渓三郎”シリーズは圧倒的人気を誇っている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ひねもすのたり

12
読友さんの感想を拝見して・・本書は冤罪ミステリーです。古典的なジャンルですが、今ほど冤罪のリアルな恐ろしさを感じる時代はかつてなかったかもしれません。 身に覚えのない殺人の汚名を着せられた主人公の怒りと悲しみ、そして諦め・・中盤での展開は口あんぐりですが、前半で主人公に感情移入させられてしまう読者の多くはそれを瑕疵と受け取らないのではないかと思います。DNA鑑定がなぜ出てこないと思い巻末を見たら82年の作品でした。30年以上版を重ねているのは隠された名作の証かもしれません。 2013/04/06

ゆうき

3
☆2 冤罪をテーマに前半は進み、中盤では死刑宣告されつつ、どんでん返しがあり、後半では結論に向かって進むストーリー! 中盤までは面白く一気読みでしたが、後半のオチは予想通りだったので、もう一捻りあればなーって感じでした。2020/12/25

さ~ち

3
山の中の飯場の殺人事件の話。死刑になったはずだけど…。 途中までも面白かったけど、最後までドキドキ面白かった。2012/10/18

Pon

1
星22012/05/17

gauti

1
冤罪は怖い78点。2014/04/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/27932
  • ご注意事項

最近チェックした商品