内容説明
極点基地を経てロバーツ油田探査基地を訪れたウェイドは、そこでマクマード基地から移ってきた「X」と再会する。ところが過激派環境保護グループによる妨害工作で基地は破壊され、GPSも使用不能になってしまう。ヴァルたち南極ツアー一行も合流し、脱出をはかるが?希望と感動を呼ぶ、新感覚極地冒険小説。
著者等紹介
ロビンスン,キム・スタンリー[ロビンスン,キムスタンリー][Robinson,Kim Stanley]
1952年、イリノイ州生まれ。カリフォルニア州デイビス在住。93年に『レッド・マーズ』でネビュラ賞、94年に『グリーン・マーズ』、97年に『ブルー・マーズ』でヒューゴー賞を受賞し、火星三部作として高い評価を得る。99年には『南極大陸』でアレックス賞を受賞
赤尾秀子[アカオヒデコ]
福岡県出身。津田塾大学数学科卒業
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感想・レビュー
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てんさん
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南極に住みたい。2014/06/29
medihen
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上・下2分冊の前半は、登場人物たちが旅の途中で出会う南極大陸のさまざまな風物が淡々と語られ、環境保護アピールのための”エコタージュ”(環境テロ)によって物語が大きく動くのは後半になってから。普通の人間が赴くことの無い大自然と、そこで生きることを望む人間たちの姿を描くという点は火星三部作と同じ。『ブルーマーズ』を待ちきれないという人にはお薦め。2004/01/17
くま
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SFだと思ってたのに冒険ものだった。アムンゼン・スコット・シャクルトンのあたりをがっつり読みたくなった。2009/01/24