講談社文庫 大和路鬼の雪隠殺人事件―赤かぶ検事シリーズ

和久 峻三【著】

講談社（2003/10発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 245p／高さ 15cm
• 商品コード 9784062738774
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

飛鳥の巨石遺跡“鬼の雪隠”の傍で暴力団の捜査に熱心だった警部が死体で発見された。その情景は、女刑事から心霊研究家に転身した錦部一葉が、赤かぶ検事夫妻に予言した通りだった。遺留品の凶器の革ひもを理由に、一葉を起訴した担当検事は交通事故死。交代した赤かぶ検事にも、一葉は厄災を警告するが。

著者等紹介

和久峻三［ワクシュンゾウ］
１９３０年大阪府生まれ。京大法学部卒。中日新聞記者を経て、１９６６年、司法試験に合格、１９６９年から京都に法律事務所を開設。１９７２年『仮面法廷』で第１８回江戸川乱歩賞を受賞し作家活動に入る。１９８９年『雨月荘殺人事件』で第４２回日本推理作家協会賞を受賞、法廷ミステリーの第一人者として不動の地位を確立する
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感想・レビュー

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[十六夜（いざよい）]

飛鳥の巨石遺跡“鬼の雪隠”の傍で暴力団の捜査に熱心だった警部が死体で発見された。 その情景は、女刑事から心霊研究家に転身した錦部一葉が、赤かぶ検事夫妻に予言した通りだった。 遺留品の凶器の革ひもを理由に、一葉を起訴した担当検事は交通事故死。 交代した赤かぶ検事にも、一葉は厄災を警告するが！？ 久しぶりの赤かぶ検事シリーズ。トリックは早々に分かってしまったものの、独特のテンポと訛りが事件を和やかにしてくれます。ドラマも好きなシリーズ。

2015/01/01