内容説明
四十年前の事件の黒幕と思われる男、タウンリーとは何者なのか?謎を追い、ループを捜して日本へ飛んだランスは、わずかな手掛かりを頼りに東京から京都へ向かう。だが、彼を待っていたのは、ある意外な人物と、殺しの罠であった。しだいにスケールを増す謎と冒険!最後に明かされる全世界驚愕の真相とは。
著者等紹介
ゴダード,ロバート[ゴダード,ロバート][Goddard,Robert]
1954年英国ハンプシャー生まれ。ケンブリッジ大学で歴史を学ぶ。公務員生活を経て、’86年のデビュー作『千尋の闇』が絶賛され、以後、現在と過去の謎を巧みに織りまぜ、心に響く愛と裏切りの物語を次々と世に問うベストセラー作家に
加地美知子[カジミチコ]
1929年神戸市生まれ。同志社女子専門学校英語学科卒
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yスキー
7
途中かなりペースダウンしたけど、やはり最後の方になると夢中にさせます。秘められた伝言の中身もスケールが大きく、楽しかったです。2010/07/20
花神
3
まさか日本が舞台になるとは!子どもの頃からの友人の突然の失踪を探る内に、20世紀を騒がせたある事件の暗部へと巻き込まれていく主人公。巨大な陰謀については個人的にあまり好まないけれども、家庭内の小さな嘘が取り返しのつかない事態を招いてしまったという結末は皮肉が効いていて良かった。それにしても、今回は珍しく主人公が"男"の友情のために動いていると言えるのかなぁ(途中で変わったとも思えるが(笑))2010/09/28
こみっく
2
失踪したかつての親友ループを探すことになったランス。手がかりを追い始めるランスの前に次々とループを探す人間が現れては殺されていく。イギリス人から見た日本人、東京、京都が描かれることもあり、不思議な現実感のない世界。1963年11月の日付が出たときははっとしたが、ずっとランスの夢の話なんじゃないかと疑いつつ読了。2019/04/09
ちろ
2
上巻で、ランスロットという名前が、古臭くていじられている話があって、でも、その後の登場人物の名前のおかしさ(真弓と治子の親子なら、治子の方が母親っぽいし、二男なのに晋太郎は違うでしょ)に言及が無いのは、オチにまつわる伏線なのかなー、と思ったり。あえて、日本人しか分からないサービスを入れてくれた?2012/04/05
poke
2
日本も舞台のひとつに入っていてなんだか嬉しかったです。途中までは夢中で読めたけど、終盤は結構飽きていました。が、謎が明らかにされていく場面で、きっと真顔で言ったであろう、「えらく影響の大きい間違いだな」という台詞に笑ってしまいました。2010/01/14
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- 和書
- 刑法各論 (第3版)