内容説明
血塗れ死体で資本家の画家が発見された。疑惑は画家と男女の仲だった家政婦に…。老人の死の謎に迫る表題作のほか、叔父の死後、一人の女性に債務の山が降ってきた「財産放棄の謎」、恋人と分けた青酸カリが意外な事件を引き起こす「十五年の真実」など。弁護士・朝吹里矢子が解き明かす傑作推理短編集。
著者等紹介
夏樹静子[ナツキシズコ]
1938年東京生まれ。慶応義塾大学文学部卒。『天使が消えていく』で作家デビュー。『蒸発』で第26回日本推理作家協会賞を受賞。巧みな構成と多彩なトリックでミステリーの傑作を次々と発表。鋭い社会的関心を持ち、推理小説の枠を越えて活躍中
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