内容説明
毎晩、よがり声が隣り近所に筒抜けになる夫婦の話を聞きつけた殿様。どうしても試してみたくなり、一晩その女房を拝借したのだが、ウンともスンとも言わない。いったいどうしたことか?「死ぬ死ぬと泣いてうれしき床の海」など、エッチな川柳や小話が満載。明るくおおらかな大江戸性風俗の面白雑学集。
目次
愛情あれこれ
女陰を何と呼んだ
噂の女
踊り子、芸者
首代
後家さんもてもて
下働きが支える世、下女と乳母
娼婦群像
銭湯は楽園
茶屋はいろいろあり〔ほか〕
著者等紹介
堀和久[ホリカズヒサ]
1931年福岡県生まれ。日大芸術学部映画学科中退。浅草フランス座などの宣伝部員を経て、1977年、歴史小説『享保貢象始末』で第51回オール読物新人賞、1994年、『長い道程』で第2回中山義秀文学賞を受賞
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