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講談社文庫
姿なき殺人

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  • サイズ 文庫判/ページ数 414p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062737319
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

第一次世界大戦終結直後の一九一八年、英国。婦人参政権が初めて認められた議員選挙に、女性人権活動家のネル・ブレイが立候補した。だが、有力候補が謎の爆死を遂げ、ネルを含む他の候補にも次々と魔の手が迫る。血塗られた選挙戦の結末と事件の意外な真相とは?CWA最優秀歴史ミステリー賞受賞の傑作。

著者等紹介

リンスコット,ギリアン[リンスコット,ギリアン][Linscott,Gillian]
1944年英国生まれ。公務員、ジャーナリストなどさまざまな職業を経て、’84年作家デビュー。当初は現代ものを書いていたが、’90年代以降はネル・ブレイが活躍する歴史ミステリーを主に発表。『姿なき殺人』で英国推理作家協会(CWA)の2000年度最優秀歴史ミステリー賞を受賞した

加地美知子[カジミチコ]
1929年神戸市生まれ。同志社女子専門学校英語学科卒
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

himehikage

12
1918年の英国で婦人参政権が初めて認められた議員選挙に、主人公のネルが立候補。それは有力候補が爆死し、その謎を解くことを条件に支援を受けての出馬だった…CWA最優秀歴史ミステリー賞受賞作とのことだが、おそらくこの時代の選挙運動などを描いていることに対しての賞。読んだことのないシリーズものの8作目ということもあるが、モテモテの主人公の魅力はこの作品ではあまり伝わらず。2020/11/08

guriko

1
現代教養文庫の『推定殺人』が良かったのでもう一冊。女性参政権が認められたばかりのイギリスという時代背景と、落選覚悟だけど立候補するため推薦人を探す主人公、という始まりは面白い。主人公はバランス感覚があってキャラも好感もてる。ミステリ部分以外は面白いんだよ。肝心のミステリ部分がイマイチなんだよ。惜しい。2025/04/20

クーニー

1
CWA最優秀歴史ミステリ賞受賞の傑作!という謳い文句に誘われて、飛びついてしまった作品[姿なき殺人] ギリアン・リンスコット著読了。 1918年、第一次世界大戦後のイギリス、片田舎での殺人事件。そこには、その時代背景は勿論、イギリス全体の風土と文化、その土地での風習、そして、その情景。これらが、私の頭の中に浮かんで来るまで、少し時間がかかり、ナカナカ、物語に入り込むのに時間を有してしまった。ミステリとしては、面白いと感じましたが、翻訳本ということもあり、行間まで読むことができませんでした。残念!2023/12/13

もこ

0
ミステリを読んでるつもりだったけどほぼ事件が出てこない、推理も出てこない、出たら終わった、という感じ。背景とか設定は珍しかったので面白かった。性懲りもなくまた翻訳物に手を出したけど、翻訳嫌いを落ち着かせてくれる安定した語り、構成、ストーリーだった。ただし邦題は変えてくれた方が推理物を期待しなくて済む。2015/08/09

timeturner

0
ミステリーの要である謎の解明が途中から読者にはすっかりわかってしまい、それでいてそれを利用してサスペンスを盛り上げることもなく、最後に生ぬるい結末があるだけ。軽めの歴史小説として読むほうが失望を感じなくてすむかもしれない。2010/05/01

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