内容説明
家族は患者さんのいちばんの味方です。だからといってすべてを抱え込んで悩んではつらいもの。病院の選び方や移り方、衣食住でのちょっとした工夫、病人の気持ちへの寄り添い方、そして家族自身の心のケア。自らも母親の介護を経験したホスピス医が、病院では教えてくれない具体的なアドバイスを贈ります。
目次
第1章 最高の医療を受けるために(医者や看護師といい関係を築くには;「いい医者、悪い医者」の見極め方 ほか)
第2章 病院では教えてくれない介護のポイント(病人の心のケアも忘れずに;介護を楽しく続けるために ほか)
第3章 家族として考えておくべきこと(日常、どんなふうに病人に接していくか;病人の「心の声」に耳を傾ける ほか)
第4章 治療法、これだけは知っておきたい(医師から手術をすすめられたら;放射線、抗がん剤、免疫療法の利点と欠点 ほか)
第5章 ホスピスでの療養を考える(そもそもホスピスとはどんなところか;ホスピスに向く人、向かない人)
著者等紹介
森津純子[モリツジュンコ]
1963年東京都生まれ。’88年筑波大学医学専門学群卒業、同年都立墨東病院に勤務。昭和大学病院形成外科などを経て、東札幌病院に転勤。’92年昭和大学病院緩和ケアチーム入局、長岡西病院ビハーラ病棟(ホスピス)に派遣され医長に。母のがん発病に伴い東京に戻り、昭和大学病院に復帰。’97年、医療相談とカウンセリング専門の診療所「ひまわりクリニック」を独立開業。自らの介護体験も踏まえつつ、病める人々とその家族の“心のケア”に努める日々
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