内容説明
ペグレッグに殺されたと思われる死体が三体掘り出された。義足の男はいったいだれなのか。また保安官は黒人娘がレイプされた事件を本格的に調査し始める。白人が黒人を傷つけたことで警察が捜査に乗りだすのは、前代未聞の事態だった。何かが動いている!大人たちの掟が崩れつつある。感動の成長物語。
著者等紹介
ケイ,テリー[ケイ,テリー][Kay,Terry]
1938年米国ジョージア州生まれ。ラグランジュ大学卒業後、地元の雑誌に映画、演劇の批評を寄稿したのち作家に。1990年に発表したTO DANCE WITH THE WHITE DOGで全米に知られる作家となる。同作は日本でも『白い犬とワルツを』のタイトルで1998年に翻訳出版され、2001年になってから話題を呼び大ベストセラーとなる。現在はアトランタに妻と在住
笹野洋子[ササノヨウコ]
長崎県生まれ。お茶の水女子大学国文科卒
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感想・レビュー
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うたまる
1
「あたしにひどいことしたから、ハーランの旦那を捕まえるってか?ハーランの旦那は白人だよ。あたしは何色だと思ってんだ?おまえは何色だ?ハーランの旦那がああいうことをやめるとでも思うかい?おまえは白人のことを、なんにもわかっちゃいないのさ」……リーバの”白人とはどういう人か”との問いに対する著者の答えに幻滅した。勿論彼の主たる読者層は白人であり、彼らの機嫌を損ねたら売れなくなるのはわかるけど…。それにしてもひどい。テリー・ケイでも駄目なら、人種差別というテーマは黒人作家が描くしかないのか。2012/05/20
AR読書記録
0
うーん,上巻はあれだけわくわくしてページをめくる手が止まらなかったのになぁ.少年たちの影が相当薄くなって,大人たちの物語になっているのは,きっと最後にまた少年たちによるあっという展開があるからに違いない,と期待していたんだがなぁ.最後のサニーの行く先が「変える」ことの意味なら... そしてあの結末は... “アメリカン・ドリーム”のせこさ,あるいは夢のなさ,薄っぺらさを思う.ってか,アメリカにはファンタジー感覚が足りなさすぎるといわざるを得ないなぁ.“外に出て変わる”というテーマには大いに大切ですが.2012/08/01
sgnfth
0
読み終わって、泣きたいのに泣けなかった2009/08/18
丰
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20021215