内容説明
謎のメールを解読して妻のエリザベスが生きていることを確信したベックは、彼女の居場所の手がかりを探し求める。しかし、二人の友人だった女性カメラマンが殺害され、ワナにはめられたベックは犯人として追われるはめに…。逃亡者となったベックは妻と再会できるのか？そして８年前の悲劇の真相とは。
著者等紹介
コーベン，ハーラン［コーベン，ハーラン］［Ｃｏｂｅｎ，Ｈａｒｌａｎ］
米国ニュージャージー州生まれ。アムハースト・カレッジを卒業後、旅行会社勤務を経て、１９９０年に『プレイ・デッド』で作家デビュー。’９５年にスポーツ・エージェント、マイロン・ボライターが活躍する『沈黙のメッセージ』でアンソニー賞を受賞して、一躍注目を集める。以後、人気シリーズとなり、『偽りの目撃者』『カムバック・ヒーロー』（ＭＷＡ賞とシェイマス賞のダブル受賞作）『ロンリー・ファイター』『スーパー・エージェント』『パーフェクト・ゲーム』『ウィニング・ラン』と刊行されている
佐藤耕士［サトウコウジ］
１９５８年生まれ。上智大学英文学科卒業
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
タツ フカガワ
42
上巻で提示された事実が次々に覆され、意外な真相が明らかになっていくという怒濤の展開にページをめくる手が止まらない。スーパーモデルのショーナ、麻薬ディーラーのタイリーズ、殺し屋エリック・ウーら魅力的な脇役を配して、見事なエンタメ小説でした。そして最後の最後に出てくるあの事実。原題「TELL NO ONE」（誰にも言わないで）に納得の結末でした。これが12作目ですが、ハーラン・コーベンいまだ外れなし。2023/01/05
hit4papa
34
８年前に妻を連続殺人犯に殺された主人公。妻の生存を確信し、ＦＢＩと殺し屋たちの追跡を交わしながら、行方を追い求めます。理不尽ながら絶対的な不利な状況で、ピンチ、またピンチの連続です。このあたりの盛り上げ方は、他の作品にも共通していて、たっぷりと愉しませてくれます。死体が見つかったはずの妻は、本当に生きているのか。生きているとすれば、何故、８年間も音信不通であったのか。これは、どんでん返し連続技の作品ではないですか！。そして最後の1ページでえっ！となります。日本未公開のフランス映画原作(セザール賞受賞)。2018/09/01
ゆのん
22
まるでドラマや映画を見てる感じ。「おっ！これが真相か」と思った途端新たな真相へと繋がっていって下巻に入ってからはあっという間に読んでしまった。非常にエンターテイメント性の高い作品で面白かった。2017/10/12
キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん
11
うーむ、皆が少しずつ嘘をつくから、こういう事になるんだなあ。それにしてもFBIの捜査はお粗末。馬鹿に見えたくらいだ。2015/04/09
ルウ
5
★4 コーベンは良くも悪くも軽い。A級になりきれないB級映画を見ているようで、それが大好きな私はワクワクしてしまう。魅力的なキャラ(今回は主人公の親友兼レズ兼強気のスーパーモデル、子煩悩なヤクの元締めとボディガード)も絶対出てくるし、睡眠時間ガリガリ削っても本を置けないw で、この本は唇を閉ざせ、じゃなくて唇を閉ざしちゃだめだった、っていう話。2018/08/19
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