内容説明
いつまでこんな事を許しておくのか!横田めぐみさんが消息を絶ってから四半世紀、さまざまな「失踪事件」が「拉致」であることは周知となりつつある。そして八尾恵証言で有本恵子さん誘拐への「よど号」グループの関与が暴露されるに及び未曾有の国家犯罪が白日に曝された。読者よ、家族の痛切な叫びを聞け。
目次
第1章 新潟から消えた少女
第2章 元北朝鮮工作員の証言
第3章 カップル連続蒸発事件を追って
第4章 犯人が語る拉致のからくり
第5章 工作船は拉致運搬船
第6章 共犯者は日本にいる
第7章 帰ってきたレバノン女性
第8章 「よど号」グループの秘密工作
第9章 時間との闘い
著者等紹介
高世仁[タカセヒトシ]
1953年、山形県生まれ。タイ、フィリピンで通信社特派員をつとめた後、1998年にテレビジャーナリスト集団「ジン・ネット」を設立。現在、同代表。テレビ朝日系「サンデープロジェクト」、TBS「報道特集」、日本テレビ「きょうの出来事」などで番組を取材・制作している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
速読おやじ
3
文庫本の初版が2002年9月となっていたが、蓮池さんらが帰国したのがその翌月の10月だった。そして、未だに横田めぐみさんの帰国は実現していない。40年近くも横田さんのご両親ら時が止まったままだ。全世界の拉致被害者の全員が帰国するまで、事件は終わらない。改めて、この問題を実感した。2019/05/06
rokoroko
3
何気なく手にとって「古い!」と思った。1999年に出したものに加筆したものらしい。拉致事件の概要やら(その時どう報道されたか)を知るにはよいけれど、この本では蓮池さん帰国してない。この本の続きを私達が知っているように、拉致事件の終わりも知ることができればよいのだけれどと願うばかり。2016/09/08
順平
2
北朝鮮による日本人拉致事件の詳細なレポート。拉致された本人だけでなく、その家族をも苦しめ続ける犯罪に憤りを感じた。2013/05/25
kaikoma
0
発生から半世紀が経っても解決しない事件です。最初は20世紀の世の中で、俄に信じられないと感じた出来事ですが、この地球上には信じられない程の巨大な闇が存在する事も知りました。月並みですが、解決を願うばかりです。2010/11/11
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