内容説明
ＮＹのオークションで六百万ドルの高値が付いた伝説の宝飾品ムーンエッグ。ＫＥＹ報道局の女性プロデューサー・ファレルは、この逸品の贋作疑惑を追い始める。だが、取材の網の外側で凄惨なバラバラ殺人事件が発生。姿なき殺意は刻刻とファレルの身辺へも迫る。米国ＴＶ報道の最前線を熱写する傑作長編推理。
著者等紹介
クラーク，メアリ・ジェイン［クラーク，メアリジェイン］［Ｃｌａｒｋ，Ｍａｒｙ Ｊａｎｅ］
アメリカのＣＢＳニュースでプロデューサー兼ライターとして活躍する傍ら、’９８年『女性キャスター』で作家デビュー
山本やよい［ヤマモトヤヨイ］
岐阜県出身。同志社大学文学部英文学科卒。１９８２年『アニー』（ハヤカワＮＶ文庫）で翻訳家としてデビュー
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感想・レビュー
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橋川桂
10
あるテレビ局を舞台にしたミステリシリーズ。日本のお仕事ミステリとか読みなれてると、もうちょっと報道の世界の舞台裏とか掘り下げて描いてもらいたかった気も。題材が美術工芸品の偽造なのだけど、原田マハやダン・ブラウンとか読んでると、そっち方面の描写に物足りなさも感じるか。 2019/01/29
lanikai
7
前回読んだ「女性キャスター」のシリーズ2作目、日本語版はこの2冊しかないみたい。報道の裏側とミステリーの組み合わせでなかなか面白いのでもっと和訳を出して欲しい。犯人は途中でうっすら気づく程度の謎解きだけど、ファベルジェの卵にまつわるストーリーは良かった。2018/04/24
たぁ。
3
私の大好きなミステリー作家、メアリ・H・クラークのお嫁さんが書いたミステリー、第2弾☆ 前作と同じ放送局なので、同じ主人公のシリーズものかな、と思ったら、違いました。主人公のファレルとＦＢＩ捜査官ジャックがあっという間に惹かれあうのですが、ジャックの人物像が物足りないので、この関係にあまり説得力が感じられませんでした。事件は、もちろん、おもしろかったです！2014/11/13
