内容説明
一に健康、二にパートナー、三に趣味。後半生の優先順位を守り、冬はオセアニア、夏はカナダに太陽を追う“ひまわり生活”は十分快適。一つ気がかりは日本の行方だ。“沈没”へ最悪の道を進む日本政治への提言を熱く語り、リタイアから政治へ、巨泉流生き方の岐路がここにある。『こんな民主主義いらない』『異見のすすめ』を再編。
目次
第1章 真夏のオーストラリアから
第2章 花見は日本で
第3章 シャクナゲの咲くカナダから
第4章 やっぱり日本はいい
第5章 六年目のオーストラリア、ゴールドコーストから
第6章 不思議な国・日本で
第7章 天候不順のカナダより
第8章 日本経由オーストラリアへ
第9章 再び日本で
第10章 熱波のオセアニアから
著者等紹介
大橋巨泉[オオハシキョセン]
本名・克己、巨泉は俳号。1934年東京・両国生まれ。早稲田大学新聞学科中退。ジャズ評論家、放送作家を経て、1965年「11PM」でタレント生活に入り、「巨泉のこんなモノいらない!?」「クイズダービー」「世界まるごとHOWマッチ」など企画・立案からかかわり高視聴率番組を送り出す。1973年からカナダ、オーストラリア、ニュージーランドで土産物店「OKギフトショップ」を経営。1990年56歳でセミリタイア宣言。2001年7月の参議院選挙に民主党から立候補し当選。2002年1月議員を辞職
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感想・レビュー
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がんぞ
2
’96〜7年、62〜63歳。(新年)真夏のオーストラリア→「花見は日本で」→カナダ→ニュージーランド(永住許可が「65歳以下」というので慌てて‥彼の地は所得税が「フラット35%」個人法人同率)。2001年民主党の参議院選挙に出馬することになった伏線として数年前の週刊現代連載コラム『内遊外歓』→単行本『こんな民主主義いらない』『異見のすすめ』を再編集して立候補へ心境の変化を弁明(政治家に適う人ではなかった)。米国大統領選、ウルトラ右翼ブキャナンの台頭に「庶民の怒り」を見る。グローバリズムで置き去りの労働者‥2016/10/27
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