内容説明
フランス18都市を29日で42万3086歩。路上観察の達人がパリ、リヨン、マルセイユほかを歩きに歩いて発見したおかしなモノたち。アカンベーをする魚、ピカソ猫、一角獣などが次から次へと、豊富な写真とイラストで登場。前作『イタリア歩けば…』に続いて、著者の鋭い観察眼と健脚ぶりはますます絶好調。
目次
3月11日・まずホテル探しの巻
3月12日・動物園にも行ったの巻
3月13日・ベンチでゴロねもいいの巻
3月14日・エッフェル塔の近くの巻
3月15日・ディジョンの肉のスジの巻
3月16日・ボーヌでダウンの巻
3月17日・ベッドのディジョンの巻
3月18日・追突が二度もあったの巻
3月19日・猫と植木鉢がおちたの巻
3月20日・シュヴァルの城の巻〔ほか〕
著者等紹介
林丈二[ハヤシジョウジ]
1947年東京都生まれ。イラストレーター、エッセイスト。武蔵野美術大学卒業。路上観察学会の一員としても活躍
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ホークス
32
1990年のフランス旅日記。著者は路上観察学会メンバー。十数年ぶりに再読したらとても面白かった。「路上観光」は建物の彫刻や金属装飾、マンホール、壁面からニョキニョキ生えるイルカやガーゴイルの排水口。至る所にグリフィン、ライオン、海神、魚、色んな怪獣。足元には馬車よけの出っ張りや、靴底をこそげる泥おとし。凝った番地表示。よくこれだけ古い物が残っているし、探す著者の執念もすごい。変な露店とそのサクラを観察したり、有名なシュバルの理想宮にも足を伸ばす。楽しい挿絵と写真がたっぷり。気ままな旅に行きたくなる。2024/03/13
とわちゃん
0
初めて読んだフランス本かも。細かい街並みをクローズアップした本。
しろちゃ
0
ロンドンの方が面白かった。私の感性の変化かもしれないが。2017/06/05
im
0
街や建物の装飾に注目したり、著者の独特な視点が面白かった。写真やイラストが沢山で見応えがあった。2022/04/07
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