内容説明
ときの皇帝の正后で、世間で最も恐れられるという南風。その異母姉である春暉は、斉の国から洛陽へと妹に会うためにやってきた。春暉には会おうともしない南風には、姉への複雑な思いがあった…。時代が生んだ姉妹の運命を、力強くまっすぐな視線で描く表題作など抒情あふれる中国短篇小説五編を収録。
著者等紹介
安西篤子[アンザイアツコ]
1927年、神戸市生まれ。幼少期をドイツや中国で過ごす。神奈川県立第一高女卒業。中山義秀に師事して小説を書き始める。’64年に「張少子の話」で第52回直木賞受賞。’93年には『黒鳥』で第32回女流文学賞を受賞している
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