講談社文庫
暗殺者(キラー)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 597p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062733731
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

巨額の煙草訴訟でメーカーに大打撃を与える重要証人を亡き者にすべく、世界でも超一流の暗殺者が雇われた。ボディーガードのアティカスは証人警護の依頼を受けるが、正体不明の殺人者がどんな手段で襲撃してくるか分からない。一瞬たりとも気を抜けない緊張感の中、プロとしての誇りを賭けた闘いが始まる。

著者等紹介

ルッカ,グレッグ[ルッカ,グレッグ][Rucka,Greg]
1970年、サンフランシスコ生まれ。ニューヨーク州ヴァッサー大学卒。南カリフォルニア大学創作学科で修士号を得る。1996年、プロのボディーガードを主人公にした『守護者(キーパー)』でデビュー、PWA最優秀処女長編賞候補に

古沢嘉通[フルサワヨシミチ]
1958年、北海道生まれ。大阪外国語大学デンマーク語科卒業
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くたくた

45
出てきた瞬間からキャラが立つ。すごいな〜。これまでガサツな口をきく女ばかり登場してきたが、穏やかで美しい言葉使いの“ドラマ”、大きくはないのに、良く通る綺麗な声が聞こえてくるよう。いきなりフラグ立ってる?立ってるよね?怒濤の展開だけではなく、仲間内のウィットに富んだ会話がめちゃくちゃ楽しい。今回一番笑ったのは、この台詞。「おまえはホモなんだぞ、忘れたのか?」「その写真にはあんたも写ってるんだろうが、鈍感め」「許してくれ、あのときのおれは許しがたいほどの異性愛者だったんだ」いい。すごくイイ!デイル最高!!2019/04/03

bookkeeper

38
★★★★★ 再読。煙草メーカーに決定的な打撃を与えうる証人を巡って、世界ベストテンに入る殺し屋と対決するアティカス。人の生命を守るプロと奪うプロ。神出鬼没・性別さえ不明な強敵は何処からやって来るか分からない…。  ナタリーのパパや目立ちたがりのモウジャー、不気味なドレイク姉弟など、クセの強いキャラクターが入り乱れて、敵味方さえ判別付きません。チームが結束して証人護送にあたるクライマックスは大興奮。分厚さが全く気にならない。…煙草やめられて良かった… 「ふうふうの、ふうで、こんなドアふきとばしてしまうぞ」2020/07/17

mayumi

26
アティカスシリーズ第三弾。今回は巨額の煙草訴訟で重要証人を暗殺者から守るストーリー。アティカス、相変わらず隙だらけ。ナタリーとの情事を写真に撮られ、家には盗聴器を仕掛けられ…基本的に向いてないよね、この仕事…。エリカのこともブリジットに任せきり。後見人としての務めを果たしてないわ!それにしても、あんなことがあったのに、何事もなかったかのように証言録取を始めるのが一番謎だわ…。爆発起きてんのよ⁈あり得ない〜。今回ブリジットは出てこなかったけど、次は彼女が主役の番外編。ブリジット好きなので楽しみ。2020/05/07

武蔵野きつね

21
アティカスのボディガードものハードボイルド。庇護者が動く度にボディガードが緊迫し行動するのがワクワクする。今回は主人公はボディガードのセキュリティチェックとしても働く。ここも面白い。最後はやっぱり世界的な暗殺者とアティカスとの勝負。果たしてアティカスは護れるか?2017/03/10

Yoko

7
三作目にしてラストが一番良かった。みんな傷だらけになりながら、信条に従って、結果対象者を守り通したから。エリカがナタリーに対して、アティカスもブリジットに対して、わだかまりを取り去ることができそうなラストシーンにほっこりしました。2012/04/23

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