内容説明
初めての海外旅行はアメリカ。あれから幾年月…今も僕の旅は続いてる。南インドの定食にはまり、ラダックで惰眠を貪り、憧れのNYで美術館を経巡る。沙漠に世界最古の摩天楼があると聞けば、南イエメンまで足をのばしたりもする。蔵前流・旅の極意はゆったり、のんびり。愉快なイラストと写真が満載の旅日記。
目次
カトマンズのみやげもの―アジア・太平洋編
中華文明五千年の旅―中国編
僕のアメリカ一人旅―アメリカ編
ラダックで眠る―インド編
旅人たちのピーコート―ヨーロッパ編
幸福のアラビアを求めて―イエメン編
もう一度ニューヨークへ行こう―ニューヨーク編
著者等紹介
蔵前仁一[クラマエジンイチ]
1956年鹿児島県生まれ。慶応大学卒業後、グラフィックデザイナーに。1980年代初頭よりアジア・アフリカを中心に世界各地を放浪する。現在、個人旅行者のための雑誌「旅行人」の発行人兼編集長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
32
デュシャンの「遺作」は今や有名だけど、当時は……だったんですねえ。どんどん蔵前さんのファンになっていく私であるなぁ。旅らしい旅に出ないから、よけいに憧れるんだろう。意外にも(?)アメリカ、それもニューヨーク旅行のエッセイも2本収録。欧米など当たり前、と思うだろうが、アジア・アフリカの驚きとはまた違った旅行のおもしろさ。現代美術を求めるのも、またいいものだと思った。2016/05/08
HIRO1970
8
★☆★蔵前さんは絵も上手で雰囲気がすごく良く伝わってきます。珍しいアメリカの滞在記が前後20年程あけて2回ありました。書名の『旅人たちのピーコート』も実に良い話でした。個人的にはレバノンのお話が全くの未知の世界で非常に面白かったと思います。2013/10/14
たーくん
4
初めての海外旅行はアメリカだったそうだ。2008/02/11
星空の挑戦者
3
いつものアジア辺境に加え珍しくニューヨークなど大都会を闊歩する旅行記。美術館、博物館、書店。旅にはいろんな楽しみ方がある。ライフスタイルとして「旅」が柱にある蔵前氏が本当にうらやましい。イラストも楽しいが写真も美しくセンスを感じる。旅の写真集出さないかなあ。蔵前さんの本は「余命あと・・・」な人たちに静かに読まれているらしい。世界中あちこちへ連れてってくれる実況本は読んでて本当に楽しい。2010/03/08
くりこ
3
行ってみたい場所が増えました☆2008/06/15