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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
もちもちかめ
28
下らないアメリカンジョークにどうしても拒否反応。冗談で人を苛めるのは、やはり、嫌だ。冗談でも、人を傷つけたり嫌な思いさせたりするのは許せないし、そーゆーのが、[清すぎる池に魚は住まない]のであれば、魚なんて絶滅しちゃえ。ポリティカルコレクトネスに対する皮肉…とか。言い訳はうんざり。2018/05/08
わたなべよしお
21
お気に入りのジョン・コーリー第2弾。もう最高だね。コーリーの魅力が全開で、ストーリー展開も見事。というか、この2作目がシリーズ最高の出来ではないかな。ただ、邦訳されていないが、なんと何と、「将軍の娘」のポール・ブレナーと共演する「パンサー」とかいう作品があるようだ。2012年の作品だが、どうして翻訳してくれないかね。お願いします。2023/03/08
ドラやき
15
読み始めの頃は主人公の会話や頭の中で考えている内容がすぐにストーリーを脱線して違う話に移る展開について行けず読みにくさを感じていましたが、これがこの小説の特徴なんだとわかると意図した脱線も面白く思えるようになりました。物語は主人公のテロリスト対策チームとアメリカにやってきたテロリストとの息詰まる攻防を描いてます。テロリストの男は過去アメリカ軍に自分の家族を殺されたという個人的恨みも持っており、その内容は現実の世界でも起こりそうな話なのでこのまま緊張感を持って下巻へと読み進めたいと思います。2017/09/29
bluemint
12
むちゃくちゃ長くて面白い。でも、これで半分。最近読んだ超音速漂流の作者だ。のっけから、パイロットともども数百人が死亡したまま空港に着陸する。すごい導入部で、そのままテロリストはアメリカ国内に逃げおおせてしまう。追うアメリカの情報部門は、CIA、FBI,ニューヨーク警察、新設の統合テロリスト対策特別機動隊など複数部門が主導権争いと責任の回避で対策が後手後手に回ってしまう。FBIは口だけのプライドが高いお役所で、主人公の警官が下品な言動でうんざりさせる。彼の活躍は下巻で、ということで期待しよう。2019/08/09
せんべい
12
【児玉清氏解説本】著者:デミル氏の大ファンだと言ってはばからない児玉氏が、「ようこそ楽しきデミル・ワールドへ」と評した一冊。 主人公の楽しいキャラは魅力的。パリからリビア人テロリスト:アサド(=ライオン)を護送して着陸した飛行機。交信不能の機内に乗り込んだ主人公の目の前には、乗員乗客が全員眠ったように死んでいた。のっけから緊張感が溢れ、息をつかせぬ展開。怒涛の如く下巻へ突入します。寝不足になりそう…2013/09/07