内容説明
一九九二年四月二十五日、走りぬける風のように尾崎豊は突然逝ってしまった。彼はあの時代の寵児なのか、徒花なのか?没後十周年を迎え、いまふたたび彼の軌跡を辿ることにより、現代の歪んだ相貌を浮き彫りにする。綿密な取材と豊かな表現で「時」と「人」の交錯を見事に描出した新しいノンフィクション。
著者等紹介
吉岡忍[ヨシオカシノブ]
1948年長野県生まれ。早稲田大学政治経済学部中退。大学在学中より執筆活動を開始し、教育やテクノロジーの現場、またアメリカ、東南アジアなどの取材を続ける。1987年、日航機墜落事故を描いた『墜落の夏―日航123便事故全記録』(新潮社)で講談社ノンフィクション賞を受賞
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