内容説明
ラジオ本番中、パートナーが大伴家持をイエモチと言いつづけた。余裕をもって乗った新幹線、気がつけば回送列車だった。いそいそと米国出国の手続きすれば、パスポートは期限切れ、荷物だけが飛んでいった―日常のハプニングや心暖まるエピソードなど、元NHKアナウンサーが軽妙に綴った好エッセイ。
目次
プロローグ 世の中もスタジオも、びっくり仰天玉手箱
1 我が身は一つ、事件は多数―一生一度を活かすべく
2 熟女が歩けば危機一髪―日本の将来はおばさんにかかっている
3 女の仕事は命がけ―高い壁を越えるための条件
4 のどもと過ぎても熱さを忘れず―生と死、男と女。とり返しのつかないことだからこそ
エピローグ あとがきにかえて
著者等紹介
広瀬久美子[ヒロセクミコ]
千葉県市川市生まれ。早稲田大学文学部国文学科卒業後、NHKに入局、アナウンス室に配属される。テレビ「週刊ボランティア」「きょうの料理」「婦人百科」など、ラジオ「みんなの茶の間」「午後のロータリー」「土曜サロン~広瀬久美子のラジオワイド」など数多くの番組を担当。2000年8月、NHKを“卒業”、現在はフリーで活躍中。東京成徳短期大学の講師をつとめ、文部省、経済企画庁、総務庁の審議委員を歴任。ナレーション、司会、講演、執筆等で多忙な毎日を送っている
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