内容説明
混迷の現代を生き抜くためには、何が必要か?歴史をひもとき、人の育てかた、組織の動かしかたを徹底分析。剣豪小説の第一人者・津本陽、経営戦略論のエキスパート・江坂彰の両氏が戦国三英雄の発想と行動を解き明かし、「強いリーダー像」に迫る。変革の時代、闘う男たちのために“勝つ極意”を伝授する。
目次
信長が躍りでた乱世日本という国
信長は常識やぶりの発想で時代の殻を突き破った
信長は「戦さ」を「軍事衝突」に変えた
信長が引き起こした「経済革命」
出自や家系の枠を取り払う信長の人事戦略
天才信長のしたたかさと痛恨の過失
「生得の人望家」が秀吉最大の武器
秀吉は「天衣無縫」と「計算高さ」を併せもつ
秀吉は時の流れを引き込む名人
天下取り後に噴き出した秀吉の限界
家康は戦国一代目凄まじさを集大成した
人間家康の功罪
著者等紹介
津本陽[ツモトヨウ]
1929年、和歌山県生まれ。東北大学法学部卒業。1978年、『深重の海』で直木賞、1995年に『夢のまた夢』で吉川英治文学賞を受賞。1997年紫綬褒章受章
江坂彰[エサカアキラ]
1936年、京都府生まれ。京都大学文学部卒業。大手広告代理店幹部社員を経て独立。『冬の火花』でデビューし、作家・評論家活動を始める。専門は経営戦略論、人材と組織論などで、著書に『冬の時代の管理職』『人材格差の時代』『企業が変わる人が変わる』など多数
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感想・レビュー
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芸術家くーまん843
4
信長 秀吉 家康について小説家の津本 陽さんと評論家の江坂 彰さんが好き勝手に放談。信長は人格はともかく未来を予見できた傑出したリーダー。しかしそうした人は日本では最後まで生き残れないのか?日本で生き残るのはやはり配慮の人。いわゆる人たらし。組織の中で人心を掌握し神輿に乗って勢力を広げることのできる人。人を動かす技術、これはこれでたいへんな能力。能力のある人にもそれぞれ特徴がありその組み合わせが歴史を作っていく。次の日本の歴史はだれがつくっていくのか?考える一冊。2013/12/28
ひろ
0
3人の武将が表紙ですが大部分の話が信長さんがいかにすごいかって事が語られています。 作家先生のおじいちゃん達が信長さんが大好きなんだろうなーっていうのがよく伝わってきました。 しかし、秀次とその家族は悲惨だな。2013/06/19