内容説明
平穏な生活を送るリチャードに届いた弟ジェームズ事故死の報。そこから彼の人生の歯車は少しずつ狂い始めた。弟が妻のサラと密会していたらしいのだ。嘘と秘密の上に成り立つ結婚生活の苦悩、娘を襲った恐しい事件、妻とは別の女性への欲望―。ＭＷＡ賞受賞作家がせつない現実を描ききった衝撃のデビュー作。
著者等紹介
クラーク，ロバート［クラーク，ロバート］［Ｃｌａｒｋ，Ｒｏｂｅｒｔ］
１９５３年ミネソタ州セント・ポール生まれ。雑誌編集に携わりながら、ノンフィクション作品を発表してきた。１９９７年に発表した本作が絶賛され、注目を集める。１９９８年に『記憶なき殺人（原題：Ｍｒ．Ｗｈｉｔｅ’ｓ Ｃｏｎｆｅｓｓｉｏｎ）』を世に問い、１９９９年度のＭＷＡ（アメリカ探偵作家クラブ）賞受賞の栄冠を獲得。現在、ワシントン州シアトルに在住
小津薫［オズカオル］
同志社女子大学英米文学科卒業。ミュンヘン大学美術史学科中退。英米文学、独文学翻訳家
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- 和書
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