内容説明
シャンゼリゼのアパルトマンでクロワッサンとコーヒーの優雅な朝食…とは程遠いのが私たちの旅。焼タラコにアジの開き、沢庵まで隠して税関“突破”。部屋ではパリ住まいの妹と子供のためおふくろの味を作る。そんなドタバタ家族が11日間のパリ旅行で気づいた素顔のフランス。ドジで楽しいてんやわんや日記。
目次
ナマモノ隠して関所抜け
シャンゼリゼのアパートは味噌汁の匂い
方向音痴の地図作り
スーパーで憤り、ソルボンヌで走る
シテ島は白い綿毛が風に舞う
厚化粧マダムの料理の味は…
朝は不吉な予感から―シャンティイへ
気球は空飛ぶ猿のオリ
ハイソサエティのワラビ泥棒
恐怖の観覧車イン砂の海〔ほか〕
著者等紹介
星野知子[ホシノトモコ]
新潟県長岡市生まれ。法政大学社会学部卒業。NHKドラマ「なっちゃんの写真館」で主役デビュー。以後、女優業のほか、司会やキャスター、ドキュメンタリー番組のリポーターなど多方面で活躍
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
68
20年近く前に書かれた話なのでもう亡くなられているかもしれませんが星野さんのお母さん面白すぎです。話してみたい。2017/05/13
Mof
1
躾って難しいのだろうけど、騒いで暴れる子供って本当に困る。親は慣れてるし、自分の子供だからかわいいのだろうけど、他人から見たら街に出てきて悪さする猿と変わらない。と、パリの話なのに感じるくらいに、作者の苛立ちが伝わってきた。私も子供嫌いだからかもしれない。2021/12/26
Happy
1
へぇ~、パリって犬の糞が一杯あるんだ。それに店員さんも感じ悪いのね。今までオーストラリアやハワイなどフレンドリーな国しか行った事が無いから心得ておこう。星野さんて長身で知的なイメージだけど、砕けた口調で読みやすかった。取材でいろんな国にも行ってるから見かけよりタフなんですね。ガイドブックで見るよそいきのパリじゃなくて、日常的なパリを楽しませてもらいました。2012/02/24