内容説明
家族の厳しい監視を受けながら、首領の正体を探るシャーリー。そしてチャンスは訪れた。ファミリーの晩餐会に首領のマリオが出席する。シャーリーに与えられているのは、腕時計に仕込まれた通信機だけ。ボタンに手をやる彼女を、すべてを見透かす男の瞳が捉えていた!ル・カレと並ぶ実力者の放つ一級スリラー。
著者等紹介
シーモア,ジェラルド[Seymour,Gerald]
1942年英国生まれ。ロンドン大学で現代史を専攻したのち、TVリポーターを経て1975年『暗殺者のゲーム』を発表し作家でビュー。著書はほかに『レッド・フォックス』『テロリストの荒野』など多数。イギリスではル・カレなどと並び称される実力者である
長野きよみ[ナガノキヨミ]
東京都生まれ。日本大学芸術学部卒業。主な訳書にティム・ドーシー『フロリダ殺人紀行』(扶桑社)、エド・マクベイン『最後の希望』(早川書房)、ローズマリー・オーバート『セカンド・チャンス』(講談社文庫)、ヘレン・ダンモア『海に消えた女』(文春文庫)などがある
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