内容説明
OL三人組の麻知子、みどり、ユミと同宿だった新妻が鴨川で溺死、夫に疑惑が。続いてみどりが寂光院で毒殺され、彼女の愛人も謎の死を遂げた。犯人はみどりの婚約者なのか?自らも不倫の愛に悩む麻知子が、偶然出会ったカメラマンと複雑な密室トリックに挑む。愛が生んだ連続殺人を描く本格長編推理。
著者等紹介
山村美紗[ヤマムラミサ]
1934年生まれ。京都府立大学文学部卒。テレビドラマ「特別機動捜査隊」の脚本を担当したのち、1974年『マラッカの海に消えた』で本格的に作家デビュー。トリックの女王と賞賛され、京都を舞台にした華やかなミステリーで若い女性の絶賛を得る。『ヘアデザイナー殺人事件』『卒都婆小町が死んだ』ほかで探偵役として活躍するアメリカ大富豪の美しい娘ミス・キャサリン、『京都清水坂殺人事件』ほかの検死官江夏冬子、『京都・沖縄殺人事件』のニュースキャスター沢木麻沙子など、多くの人気シリーズを執筆、またその多くが映像化、舞台化されている。1996年9月逝去
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感想・レビュー
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ごへいもち
18
「山村紅葉が選ぶ山村美紗『京都ミステリー』傑作」ということなので。これは二時間ドラマにしやすそう。紅葉さんの役どころはどの人物かな2021/06/11
ちゃみ
0
★★★2014/05/06
ヒカリ
0
山村美紗を読んだの初めてかも。30年近く前のお話し。ドンドン不倫が出てくるが、時代背景があるのかも。今はそんな羽振りのよい時代ではないし、そんな浮ついた空気もない。しかし、奥さんのいる愛人の自宅に、電話をかけるとか、今ではあり得ない時代感が感じられて、近い歴史だけれども勉強になる。2018/08/05