内容説明
私はマイク。大法律事務所をクビにされ、独立したばかり。しかし初仕事が殺人容疑で捕まった元同僚の弁護、敵対する検事が元上司とは皮肉なもんだな。よし、吠え面かくなよ、本物の裁判とはどんなものか見せてやる。別れた妻や私立探偵の弟と組んだくせ者弁護団の活躍を描き、グリシャムを凌ぐと絶賛の法廷推理。
著者等紹介
シーゲル，シェルドン［Ｓｉｅｇｅｌ，Ｓｈｅｌｄｏｎ Ｍ．］
カリフォルニア大学卒業。サンフランシスコで弁護士をするかたわら、小説を執筆。第１作目に当たる『ドリームチーム弁護団』がいきなりベストセラーとなり、これまでに９カ国で翻訳・出版されている。『ドリームチーム弁護団』と同じマイク・デイリーが活躍する第２作目が完成し、近々アメリカで出版予定。現在、第３作目を執筆中
古屋美登里［フルヤミドリ］
１９５６年神奈川県生まれ。早稲田大学卒業。訳書にキャンディス・ブシュネル『セックスとニューヨーク』、チャールズ・ダンブロジオ『岬』、ローリー・ムーア『あなたといた場所』他、近刊にリリアン・ロス「『ニューヨーカー』とわたし」がある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りすこ
1
会社の人が読み切って持って帰るのが重いからとくれた本。どうして上下巻じゃないの？８００p超えて１冊って。。。（＾＾； 殺人の容疑をかけられた同僚友達の弁護を引き受けたマイクとその仲間たちがどう検察側と戦って無罪を勝ち取れるか？日本でもあんな感じなんだろうか？裁判って。細かい戦いが繰り広げられそれで８００P。。。 真犯人と動機にはびっくり。2017/01/14
パカゲニー
0
法廷ものを読んでみたくて手に取りました。グリシャムなどに比べて、オーソドックスな作品だと思います。長いけれどもそれなりに面白かったです。ただ、マネーローンダリングの話は、グリシャムなどでも多くちょっと、・・・でした。
くぅ～ねる
0
登録の為の再読。法廷ミステリー。被告人に不利な証拠が揃う中、弁護団は重箱の隅をつつくようにその証拠のほつれ目を探り、覆し、更には検察側が驚愕する証拠を繰り出す。形成逆転の様は読んでいて面白いけれど、裁判が進むに連れ見えてくる巨大法律事務所の腐敗した人間関係や司法制度の抜け穴、人が人を裁く難しさなどが重く感じられた。真犯人の殺害動機に関して、自分が陪審員だったら答えは出せないと思う。最後に…裁判は『異議あり』『却下します』だらけなんだな～。2014/12/01
fogman
0
思いのほか面白かった。エンターテイメントとしては最高。2010/08/19
tsukasa_oishi
0
こういう本を読んで一生過ごせたら、これほど幸せなことはないな。僕の大好きな法廷モノのミステリ。タイトルで損をしているけど、お話の内容はホントにおもしろい。京極夏彦さん並に分厚い本だけど、一気に読んでしまった。作者は現役の弁護士で、続編もすでに書き上げているようだ。発見したらすぐに買おう。2003/07/19
