講談社+α新書<br> 中国経済「1100兆円破綻」の衝撃

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講談社+α新書
中国経済「1100兆円破綻」の衝撃

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  • サイズ 新書判/ページ数 210p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062729185
  • NDC分類 332.22
  • Cコード C0233

出版社内容情報

中国経済の正体を権力闘争で読み解く!「中国経済は、いったいどうなってしまうのか?」
 実はこうした質問に対する「回答」を、2015年の「国慶節」(10月1日の建国記念日)の直前に、中国政府自身が作っている。中国国務院(中央官庁)で財政分野と投資分野をそれぞれ統括する、財政部と国家発展改革委員会の官僚たちが、共同でまとめたとされる〈中国経済の近未来予測〉なるものの内容が漏れ伝わってきている。それは一言で言えば、悲観的な未来予測だった。
 まず短期的には、生産過剰、(不動産や株式などの)資産価格バブルの崩壊、地方政府債務の増大という「三大要因」によって、中国経済がかなり深刻な状態に陥るだろうと予測している。
 この危機的状況から脱却する最も望ましい方策は、中国経済を牽引する「三頭馬車」と言われる輸出、投資、消費のうち、消費を伸ばすことである。実際、2014年のGDPにおける消費が占める割合は、51・9%と過半数を超えた。だが経済の悪化に伴い、国民の消費は、今後頭打ちになると見込まれる。また輸出も、世界同時不況の様相を呈してきているため、急回復は望めない。そうなると中国経済は結局、政府主導の投資に頼らざるを得ない。
しかしながら、経済は下降傾向にあり、資産価格バブルは崩壊し、利率は高く、政府が全国に下達する各種通達は矛盾に満ちている。これらがすべて、投資を抑制する要素として働くため、投資を増大させることもまた、困難だとしている。実際、2015年上半期の固定資産投資は、前年同期比で11・4%増加しているものの、その前年の15・7%増に比べて増加の幅は後退している。その結果、中国経済はこの先、かなりのレベルまで下降していくだろうというのが、中国政府の見立てなのだ。
さらに、経済の悪化が雇用の悪化を招く。2015年7月には、中国全土で749万人もの大学生が卒業したため、いまでさえ雇用は大変厳しい状況だ。
そのため、2016年?2020年の「国民経済と社会発展の第13次5ヵ年計画」では、GDPの目標については言及しないだろうとする見方が、中国政府内部で広がっている。高い目標を掲げても、単なる絵に描いた餅になる可能性が高いからだ。
(本文 まえがき「中国政府が自ら予測する『最悪の近未来』」より一部省略)

まえがき 
中国政府が自ら予測する「最悪の近未来」
第1章
中国株大暴落の全真相
「中国政府が胴元の賭博場」は限界だ
第2章
中国経済はもはやレッドゾーン
ウソだらけの統計数値と経済オンチの国家主席
第3章
人民元切り下げ騒動のゴタゴタ
IMF乗っ取り・AIIB設立に垣間見える中国の野望
第4章
権力闘争という経済損失
習近平と江沢民「仁義なき最終戦争」の行方


近藤 大介[コンドウ ダイスケ]
著・文・その他

内容説明

株価暴落560兆円。地方負債480兆円。銀行不良債権36兆円。強引な共産党政治やトップたちの権力闘争と絡め、中国経済が抱える闇とその行く末に迫る。

目次

第1章 中国株大暴落の全真相―「中国政府が胴元の賭博場」は限界だ(習近平主席の誕生日に始まった暴落;8年ぶりの株式バブル ほか)
第2章 中国経済はもはやレッドゾーン―ウソだらけの統計数値と経済オンチの国家主席(オリンピックよりも景気回復を望む北京市民;大衆デパート「新世界」に人がいない! ほか)
第3章 人民元切り下げ騒動のゴタゴタ―IMF乗っ取り・AIIB設立に垣間見える中国の野望(3日で通貨を4・5%も切り下げた!;中国人民銀行のおかしな言い訳 ほか)
第4章 権力闘争という経済損失―習近平と江沢民「仁義なき最終戦争」の行方(爆発現場の衝撃映像はすべて放映禁止に;爆発した猛毒ガスの全貌 ほか)

著者等紹介

近藤大介[コンドウダイスケ]
1965年埼玉県生まれ。東京大学卒業後、「フライデー」「週刊現代」「月刊現代」などで記者・編集者を務める。2009年から2012年まで講談社(北京)文化有限公司副社長。現在「週刊現代」編集次長、明治大学講師(東アジア論)。中国を中心とした東アジア問題の研究をライフワークとする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mazda

18
この本は2015年に出版された本ですが、当時中国ではIT企業に狙いを定めて10万円以上の買い物ができないように規制をかけています。次は爆買いを取り締まるはずだ、と書いていますが、はたして予想通りになりました。習近平はかなりの経済オンチらしく「トンデモ」政策をやらかして非難轟々なのですが、本人は全く気にしないそうです。なぜなら、彼が重視しているのは、暴動を起こす可能性がある「下層」と言われる7~8億人の人民だそうで、この層が満足できる政策ができれば経済がどうなろうと関係ないということです。2017/10/25

ぷれば

10
人民元がIMFのSDR入が決定した。中国がなぜかくもSDR取得にこだわったのか?また取得メリットは?など、知りたく読了。国家目標としての人民元国際化、経済失速が迫る中での世界進出しか生き残る道もなくAIIB設立へとひた走る。社会主義市場経済…社会主義と資本主義のいいとこ取りを目指した摩訶不思議かつ壮大な改革の行き着く先はどこなのか?読みやすくわかりやすい。2015/12/06

takao

4
ふむ2024/03/02

N.TANAKA

2
「現代ビジネス」というサイトで読んだことがあるような内容が書かれていました。もしかしたらそのサイトの記事をまとめたものなのかもしれません。 深センの爆発事故を、権力闘争の結果という説もあるというのは陰謀説?と思ってしまいました。 100%肯定的に読むのではなく、そういう側面もあるのかなぁという程度で読むには良い本なのかもしれません。2015/12/26

まきお

2
中国が国際舞台で何を狙っているか、習近平が何を憂いているのか、IMF, AIIB, ADB,人民元のSDR化の舞台裏を現地の人脈を活用した信頼できる情報で徹底分析。2015/12/22

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