講談社+α新書<br> 悲しみを抱きしめて―御巣鷹・日航機墜落事故の30年

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講談社+α新書
悲しみを抱きしめて―御巣鷹・日航機墜落事故の30年

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  • サイズ 新書判/ページ数 238p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062729055
  • NDC分類 687.7
  • Cコード C0236

出版社内容情報

御巣鷹から30年 遺族の悲しみと彼らを支えた人々の物語悲劇の事故から30年。深い悲しみの果てに遺族たちがつかんだ一筋の希望。感動秘話

●3人の愛娘を失った夫妻の慟哭
●慰霊を支えた元零戦乗りの村長
●村一番の暴れん坊から「山守」に
●遺族から慕われ続けた日航社員
●遺族会をまとめあげた母の執念
●事故直後に生まれた遺児の感慨
●新妻を失った男性の「それから」
●あの遺書が自分を育ててくれた
●真相究明を続けた事故調査委員
悲しむ人と寄り添う人の感動秘話

はじめに
第1章 もう一度、会いたい
第2章 寄り添う人
第3章 加害者側の良心
第4章 遺族会──失われた命を活かす
第5章 再起する遺族たち
第6章 ある事故調査委員の回想
あとがき
参考文献


西村 匡史[ニシムラ タダシ]
著・文・その他

内容説明

3人の愛娘を失った夫妻の思い。慰霊を支えた元零戦乗りの村長。村一番の暴れん坊から「山守」に。遺族から慕われ続けた日航社員。遺族会をまとめあげた母の執念。事故直後に生まれた遺児の感概。新妻を失った男性の「それから」。あの遺書が自分を育ててくれた。真相究明を続けた事故調査委員。悲しむ人と寄り添う人の感動秘話…悲劇の事故から30年。深い悲しみの果てに遺族たちがつかんだ一筋の希望。感動秘話。

目次

第1章 もう一度、会いたい
第2章 寄り添う人
第3章 加害者側の良心
第4章 遺族会―失われた命を活かす
第5章 再起する遺族たち
第6章 ある事故調査委員の回想

著者等紹介

西村匡史[ニシムラタダシ]
1977年新潟県生まれ。TBSテレビ報道局記者。警視庁、横浜支局、検察庁、裁判所を担当後、2013年より「NEWS23」担当。東日本大震災や事件・事故の遺族取材から、グリーフケア、ホスピスなど「命」をテーマにした特集を多く手がける。また、死刑囚や死刑囚の家族など「加害者」側の視点に着目した特集も多い。『悲しみを抱きしめて―御巣鷹・日航機墜落事故の30年』が初めての著書となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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mazda

20
3人の娘を一度に亡くされた田淵さん、9歳の男の子を亡くした美谷島さん、加害者側としてJALを退職後も慰霊登山を続ける大島さん、遺族から「あの人が村長で本当によかった」と言われた墜落現場の村長だった黒沢さん。それぞれに長い時間をかけて、もがきながら必死に生きてこられたことがわかります。最も腹立たしかったのは、ボーイングの担当者が123便と同条件のフライトシミュレータを使って「私がやれば着陸できます」と再現したところでした。元々はボーイングの整備ミスであるのにこの対応とは…。反省が全く感じられません。2017/08/27

Humbaba

12
思い出すのも辛いような出来事。しかし、それが忘れ去られてしまうのは思い出すことよりも更に辛い。突然に大切な人を失ったという記憶は、どうやっても完全に回復することはない。その辛さを分かり合うことが出来るのは同じ体験をした人同士だけであり他の人は本当の意味で分かり合うことはできない。2015/09/23

akinbo511

11
事故のニュースはテレビにかじりついて見ていたけれど、坂本九さんが乗っていたことがショックで、そのこと以外はほとんど記憶になかったので、少しだけれど事故そのものや、その後の原因究明のことを振り返ることができた。そして、家族が健康で一緒に暮らせることの幸せを感じることができた。 2015/09/15

しゅえ

5
著者はマスコミの人。マスコミといえば、P.164にあるように、母親に連れられて命日の慰霊登山に来た4歳の子どもを囲んで「お父さん死んで悲しい?」と聞いてしまうような、己のことしか考えていない人ばかり、という印象を持っている。しかし一方で、著者のような方も(当然)いるのだと知れたことにほっとした読書だった。もちろん著者も仕事として取材をしているのだが、個人としても寄り添う誠実さが伝わった結果の1冊だと思った。どんなに時間が経っても、悲しみは乗り越えられるものではなく、抱きしめたまま生きている人が多い。2018/08/09

イチイ

2
1985年8月12日に発生し520名が命を落とした日光機墜落事故に関わった遺族や関係者のその後を追ったルポルタージュ。冒頭から10代から20代の3人の娘を失った夫婦の話のように、どの関係者の話も、この事故によってそれぞれの人生がいかに大きく変えられてしまったかを強く感じさせられた。胸に迫る重みのある一冊であった。2020/02/06

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