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出版社内容情報
50人に1人が自殺する日本!! 36?56歳、必読!
世代間の自殺率の比較、自殺に見る地域差や男女差、自殺予防対策等を懇切丁寧に解説!
一九九五年から二〇〇九年までの、年齢階級ごとの自殺率の変化を見てみると、一九九八年に始まる戦後最大の「自殺の流行期」に突入して二年後の二〇〇〇年と、直近の二〇〇九年での、同じ年齢層における自殺率の変化に注目すべき点がありました。この一〇年間に、(略)五〇歳代以上の中高年の年齢層の自殺率は低下していました。それに対して、三〇歳代と四〇歳代では、明らかに自殺率は上昇しており、この年齢を構成する昭和三〇年代から四〇年代生まれの、より若年層での自殺率の上昇傾向を見て取ることができたのです。また、この年齢別の自殺率の変化を男女別に見ると、とくに男性の若年層で、自殺リスクの増大傾向が顕著に現れていました。
●自殺の流行期と死に急ぐ世代とは
●「死のリスク」は計算できるか
●死に至った人は氷山の一角
●日本の文化が自殺に与える影響
●流行の引き金となる身近な要因
●戦後最大の自殺大流行期の到来
●自殺が多発する地域はあるのか
●日照時間が短いと自殺が増える?
●都会型と田舎型の違いとは
●完遂する男と未遂で終わる女
小田切 陽一[オダギリ ヨウイチ]
著・文・その他
内容説明
世代間の自殺率の比較、自殺に見る地域差や男女差、自殺予防対策等を懇切丁寧に解説。
目次
はじめに―自殺の流行期と死に急ぐ世代とは
第1章 五〇人に一人が自殺する日本
第2章 自殺の流行とその背景
第3章 データが明かす自殺しやすい世代
第4章 自殺の地域差
第5章 男はなぜ女よりも自殺するのか
第6章 国・地域・個人の自殺予防対策
おわりに―地域住民が中心となった自殺予防対策を
著者等紹介
小田切陽一[オダギリヨウイチ]
1955年、東京都に生まれる。医学博士。山梨県立大学理事、山梨県立大学大学院看護学研究科教授(地域看護学)。1982年、東京農工大学大学院修了。埼玉医科大学医学部助教授などを歴任。専門は公衆衛生学。自殺をはじめ、健康寿命、少子化など、地域の保健課題の分析に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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