講談社+α新書
ニッポンの底力

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  • サイズ 新書判/ページ数 204p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062727242
  • NDC分類 304
  • Cコード C0295

出版社内容情報

三度の「核の痛み」を受けた日本人の使命は打たれ強い日本人は「歴史のレッスン」を受けるたび賢くなってきた。これから貧しくなっても、雑種民族の強みが発揮されよう。再興の道は「首都フクシマ」にある

内容説明

行動する宗教学者が歴史・民族・文明から語りつくした、国難を日本再生に変える道。

目次

第1章 復元力をもつ日本文化(「笑い」は日本人の底力;繰り返しやって来た天災人災 ほか)
第2章 フクシマは文明の「折り返し点」(原発事故は偶然ではなかった;バブルの塔は崩れ始めていた ほか)
第3章 日本の進化に不可欠な首都移転(東京はすでてに「沸点」に達している;日本史が語る首都移転の効果 ほか)
第4章 母系性社会と「女の力」(津波から生還した女性;恐るべし、女の底力 ほか)
第5章 アジア文明の夜明け(文明の陰に宗教あり;地上最大の宗教「アメリカ教」 ほか)

著者等紹介

町田宗鳳[マチダソウホウ]
1950年、京都市に生まれる。幼少期はキリスト教会に通ったが、14歳で出家。以来20年間を京都の臨済宗大徳寺で修行。34歳のとき寺を離れ、渡米。ハーバード大学で神学修士号およびペンシルバニア大学で博士号を得る。プリンストン大学助教授、国立シンガポール大学准教授、東京外国語大学教授を経て、現在は広島大学大学院総合科学研究科教授、国際教養大学客員教授、広島大学環境平和学プロジェクト研究センター所長、オスロ国際平和研究所客員研究員、日本宗教学会評議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Yoshihiro Yamamoto

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A- 「追放と復活」「皇室」「みとのまぐあい」「曖昧の美学」といった文化の祖型を持つ日本。文明は必ず宗教と結びついている。そして文明は、イスラム文明(イスラム教)→ヨーロッパ文明(カトリック)→アメリカ文明(プロテスタント)と文明は移り変わってきたが、アメリカ文明の終焉が近づき、それを引き継ぐのはアジア文明で、そのバックボーンとなる宗教は「儒教+仏教+道教+アミニズム」。これらが最も残っているのが日本であり、この文明を伝えて行くのが日本の役割。「フクシマ」を転換点(追放と復活)として今こそ日本が復活する。2013/02/21

Hideki Ishihara

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キリスト教会に通った少年が14歳で出家し禅僧となり、34歳で渡米しハーバードで神学の修士号、ペンシルベニア大で博士号取得してプリンストン大で禅を教えていたという異色の宗教家が語るだけあって、日本文化の奥深さには説得力があり、今後の「アジア文明」の勃興のビジョンには大きな感銘を受けた。特に道教・儒教・仏教の融合などは、宗教を極めた人間でないと思いつかない視点だと感じた。2011/10/31

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