講談社+α新書
明治を支えた「賊軍」の男たち

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  • サイズ 新書判/ページ数 186p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062726924
  • NDC分類 210.6
  • Cコード C0221

出版社内容情報

逆境にあっても誇りを失わず生き抜く方法!一夜にして「逆賊」になった旧幕府方の人々。維新政府の冷遇にあえぎながら、なお志を失わず近代日本の基礎をきずいた精神力とは? 先人に生きる力を学ぶ一冊!

内容説明

逆賊として差別される旧幕府陣営。幕末から明治へ、不屈の魂がつくりあげた近代日本。

目次

第1章 渋沢栄一―徳川将軍の家来から日本財界のトップへ上り詰めた真の経済人
第2章 福沢諭吉―下士出身、超個性派が海外視察三昧で慶應義塾を開く
第3章 榎本武揚―世界を見て回った幕臣随一の秀才、五稜郭敗戦ののち、蝦夷島政府総裁となる
第4章 原敬―薩長藩閥政治に鉄鎚を下ろした名宰相
第5章 山川健次郎―東大総長となった白虎隊隊士
第6章 後藤新平―東京を作り直した水沢の腕白少年
第7章 藤原相之助―官軍参謀を糾弾した気骨のジャーナリスト
第8章 内藤湖南―東洋史学の大家、薩長官製の維新史を強く批判
第9章 野口英世―「おれは会津のサムライだ」が口ぐせだった世界の医聖の心意気
第10章 朝河貫一―無謀な侵略戦争に反対し全米で尊敬を受けた学究

著者等紹介

星亮一[ホシリョウイチ]
1935年、仙台市に生まれる。東北大学文学部卒業。福島民報記者、福島中央テレビ報道制作局長を経て、文筆業に。戊辰戦争研究会を主宰。『奥羽越列藩同盟』(中公新書)で第19回福島民報出版文化賞を受賞。またテレビ出演でNHK東北ふるさと賞を受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

maito/まいと

8
星さんの論調が反政府なので、偏りが見られる気がしないでもない。でも、敗者だからといって幕府側が何もかも劣っていた、ということこそ偏った見方。いやむしろ幕府側の方が近代的土壌を持っていたことが、本書を読むと感じられる。それだけ混迷期であり、みんなが上昇気質を持っていたからこそ。肩書きよりも内容、地位よりもその過程、そしてその結果。現代にもつながる要素が詰まった偉人達の一冊だ。2015/08/19

鎌倉 幸子

2
戊辰戦争について、私自身知らなすぎるなー。今度、戊辰戦争を深堀しよう。今の日本の真の境目は、そこが鍵だと思うから2017/08/16

オペラ座のカニ人

1
明治維新の時代の知識に乏しく「賊軍」の意味も分からず、渋沢栄一の時代のことが知りたくて読み始めた。志し高くこれからも生きていきたく思う。努力を続けたい。 2021/06/16

bond

0
【魅力★★★☆☆ 再読可能性★★☆☆☆】2014/12/26

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