講談社+α新書<br> クラシック音楽は「ミステリー」である

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講談社+α新書
クラシック音楽は「ミステリー」である

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  • サイズ 新書判/ページ数 203p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062726252
  • NDC分類 760.4
  • Cコード C0295

出版社内容情報

オペラ「ドン・ジョバンニ」の真犯人は誰か。作曲家が楽譜に仕掛けた暗号、第九交響曲の呪い、オペラに隠された殺人事件・・・・・200年以上にわたるクラシック音楽の宝の山から、「謎」をテーマに人と名曲を紹介。

内容説明

バッハ、プッチーニ、モーツァルト…名曲の「謎と暗号」―巨匠たちの「愛」「苦悩」「犯罪」までを読み解く。映画『ヴィヨンの妻』の作曲家が推理。楽譜と舞台に浮かぶ5つの事件簿。

目次

第1章 バッハと五線譜の中の「暗号」(音楽の父にして「音楽暗号の父」;暗号素材は「音名」 ほか)
第2章 ショスタコーヴィチ、二重人格の「ファウスト」(ショスタコーヴィチに目覚める;「交響曲第一〇番」という怪文書 ほか)
第3章 モーツァルト「ドン・ジョバンニ」殺人事件(「オペラ」はとにかく人が死ぬ;四つの事件のあらまし ほか)
第4章 作曲家たちの「犯罪捜査」風プロファイリング(「作曲家」という奇妙な職業;作曲家と連続殺人犯の類似性 ほか)
第5章 プッチーニ「トゥーランドット」の謎(オペラの虚と実;ご当地ものオペラ ほか)

著者等紹介

吉松隆[ヨシマツタカシ]
1953年、東京都に生まれる。作曲家。慶應義塾大学工学部中退後、独学で作曲を学ぶ。1981年「朱鷺によせる哀歌」でデビュー。以後、いわゆる「現代音楽」の非音楽的傾向に異を唱え、調性やメロディを復活させた「現代音楽撲滅運動」および「世紀末抒情主義」を主唱。1998年に英国の音楽レーベル、シャンドスと契約し、交響曲5曲を含む全オーケストラ作品が海外にも発信されている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ユウユウ

23
元がブログ記事ということで軽めの音楽こぼれ話。 トゥーランドットの章というか、クライマックスへのツッコミについては、同意したくなる部分もありました。2020/06/04

chie

12
クラシック音楽について、思いも寄らなかったことや、歴史的背景、オペラの概要、作曲家分析などがわかりやすくまとめられていて、面白かったです。第三章では、著者がクラシック音楽だけではなく、ミステリー好きであるのだなと納得。楽しかったです。この本に挙げられていない、クラシック音楽に纏わるミステリーは、まだまだある様な気がします。もっとクラシック音楽のことが知りたくなるし、実際に聴いてみたくなる本でした。2016/01/18

流之助

9
天才型の作曲家への僻みみたいな箇所はムムムと思いつつも、ドン・ジョヴァンニの真犯人探しの章はかなり楽しめた!ソ連の作曲家たちに関しては最近読んでいた本の前知識があったのでスラスラと頭に入った。こういう風に読書の流れがスムーズに運ぶこともあるんだなァ。2023/09/29

わった

7
面白かった。クラシック音楽の裏解説本、というところでしょうか。最初はミステリーというテーマらしく、音楽の暗号の解説から。密かに自分の曲に名前を入れ込んだり、オペラの一部を使って気持ちをやり取りしたり、なんとまぁオシャレな音楽ミステリー。作曲家の特徴、パターンの分析や、オペラのストーリーについて、もしかしたらこんな可能性があるのかも?という裏設定を掘っていったり。とてもおもしろく読了しました。2022/03/16

m

3
ミステリーの観点からクラシックを紐解く。シューマンの署名代わりの暗号や魔笛はドン・ジョバンニの続編説など。ありえないとも言い切れないのが面白い。2022/11/07

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