出版社内容情報
身体、病気を根本から見直す健康案内読本 鍼、漢方、気功など、中国医学と呼ばれる手法のもとになった黄帝内経を紐解いて、シンプルに「質の高い健康」を手に入れる方法。現代にもっとも合った医療とは?
青島 大明[アオシマ ダイメイ]
著・文・その他
内容説明
世界的気功家14人の一人が説く「生命の真髄」。癌・糖尿病の原因は2600年前に解明されていた!気功的観点から明かす「健康で寿命をまっとうするための」生き方と養生法。
目次
第1章 身体を「哲学」で考える書の存在
第2章 古代中国の自然観と人間観
第3章 病気とは「気を病む」こと
第4章 内臓と感情はつながっている
第5章 哲学で治す病
第6章 現代に合った養生
第7章 臓器別の健康法
巻末 五行の分類
著者等紹介
青島大明[アオシマダイメイ]
1960年、北京に生まれる(旧姓・隋)。世界医学気功学会特邀気功専家。幼少の頃から八卦掌・太極拳などの家伝の健康法を学び、賈永斌大師や楊梅君大師、黄茂祥大師など著名な気功師との出会いにより才能を見出され気功の能力を開発、1976年から気功施術を始める。世界医学気功学会が認めた14名の一人としてさまざまな難病を研究・施術している。1982年来日、高知大学人文学部経済学科を卒業後、1990年に横浜大明気功会を主宰。2006年に世界医学気功学会の常務理事および副秘書長に着任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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fu
17
「黄帝内経」の知恵。現代の日本人は腎臓を傷めやすい生活を送っている。ストレスとは経絡の詰まり。詰まったままで運動すれば、弱い臓器がダメージを受ける。肝臓⇒怒り、イライラで悪化。菊花茶、ゴーヤ、ウコン等苦いもの、梅干、サンザシ等酸っぱいもの◎ 腎臓の毒素を排出する⇒緑豆の煮汁、干しアワビ、豚、牛の腎臓◎ 心臓⇒激しい運動×、苦いもの◎ 肺⇒寒冷地の人が悪くなりやすい。辛いもの◎ 脾臓⇒考え込む人が悪化。穀物等の糖分◎ 人間関係でストレスを感じる時は労宮を押さえて手を握る。白湯に塩を入れて飲む。 2014/10/25
FK
2
「黄帝内経」とは何か、と知るために読む。/身体は日ごろ使わないと、手入れしない機械のように錆び付いてしまい、うまく働かなくなります。それが病の原因になるのです。(P.36)/現代医学は患部だけに注目するあまり、おおもとの原因や全体的に人間をとらえるところにおいて問題がある(P.44)/自分自身が病気を作ったともいえます。自分に原因があるのなら、それを自分で取り除き、治療するのがベストのはずです。(中略)病気になってから慌てて、自分の身体を他人任せにするという滑稽なことを人間はしています。(P.164) 2017/07/01
FK
1
古いものは非科学的であり、今日の西洋医学の常識からしたら間違っているとされがち。さにあらず西洋医学はたかだか数百年の歴史しか持たない、まだまだ未熟な考え方である。それに対して2600年前から今日まで、実際の経験に即して試行錯誤されてきた黄帝内経の考え方は侮れないものがある。ただそのことに気がつく切っ掛けは、私たちにはなかった。つまり明治以降の西洋医学一辺倒の思考は、学校教育を通して私たちを洗脳し尽くしており、東洋あるいは中国のものは、端から相手にしてこなかっわけだ。いまはそのツケが回ってきている気がする。2021/09/29
なかすぎこう
0
王に会うたびに王の病状が悪化している、今なら治せると言った医者の言葉に耳をかさず、本当に病気になったときにその医者を探してももういなかったという話は、心に残る。 あと、ストレスは風船の一か所を指で押しているようなもの、そのままでストレス解消などと言っていろんなことをしても仕方がない・・・というあたりは、考えさせられた。2017/11/18
最終バック九番手
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この手の本の常道で成功例のみ取り上げてあるのは西洋医学も漢方系もおんなじ…第1刷発行:2009年5月20日…本体:838円2009/11/07