内容説明
日本は病院倒産時代に突入しています。国民医療費が33兆円を超え、高齢化が進んだ今、厚生労働省も医療費を削減するためにいろいろな努力をしています。そこに医師不足が加わって、病院経営が難しい時代になっているのです。さまざまな工夫をこらし、患者に信頼される医療を提供している病院がある一方で、病院を維持することだけを考えて、不必要な検査や手術をして医療費を稼ぐ病院も残念ながら存在しています。日本は現在、良い病院・良い医師とダメ病院・ダメ医師の「二極化」が進んでいるのです。
目次
第1章 医師の能力も「二極化」時代
第2章 医術と算術の狭間で
第3章 薬に関する危ない話
第4章 私が見てきた良い病院・良い医師
第5章 ダメ病院から身を守る方法
終章 「理想の病院」を求めて
著者等紹介
有村英明[アリムラヒデアキ]
1962年、北海道に生まれる。慶應義塾大学卒業。宮崎大学医学部講師。NPO法人日本移植支援協会理事。(株)アースクリニカルサポート代表取締役。1999年1月、3男勇貴君の心臓移植のため家族5人で渡米するが、同年4月に勇貴君が死去。2000年、患者家族、支援者らとNPO法人「日本移植支援協会」を設立。理事として臓器移植を必要とする患者と家族のサポートにあたり、また現在は、医療コンサルタントとして全国で医療モール設立に尽力している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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